第5回ワールド・ベースボール・クラシックで準々決勝に進出した日本代表侍ジャパンは3月14日、、腰の張りで離脱した栗林良吏投手(広島東洋)に代わり、山﨑颯一郎投手(オリックス)を登録すると発表した。今回の日本代表ではオリックスからは山本由伸、宮城大弥、宇田川優希に続き4人目となる。背番号はバファローズでも着けている「63」に決まった。
「選んでいただき、とても光栄に思いますし、何にも変え難い貴重な経験をさせていただくことに感謝しています。(すでに招集されている)宇田川(優希)に負けないように、そして日本の世界一に貢献できるように全力で腕を振ります」と山﨑はコメントした。
イタリアとの準々決勝を2日後に控えたこの日、侍ジャパンは東京ドームで公式練習。練習後の会見で栗山英樹監督は「準々決勝からは全く違う戦いが始まる。トーナメントだから、全部の投手を突っ込んでいくことになる。山崎颯一郎選手は、昨年11月の強化試合でも一緒にやっている。いろんなところで投げてもらいたい」とエールを送った。
山﨑は2017年にドラフト6位で指名され、敦賀気比高からオリックス入り。3年目の19年8月にトミー・ジョン手術を受け、育成契約に。20年12月に再び支配下登録され、21年に一軍初昇格。昨年、先発からリリーフに転向。自己最速の160キロを計時した剛球で、宇田川と日本シリーズ制覇に貢献しブレイクした。
2018年のオフにはWBSC U-23ワールドカップの日本代表で侍ジャパンに初招集。2試合に先発し10回2/3で自責点0に抑え最優秀防御率を獲得。チームは準優勝した。昨年のオフには日本代表のトップチームに招集され、巨人との強化試合に登板。2回を無安打無失点に抑え、デビュー戦でセーブもマークした。
この試合の様子は昨年のTOPPS JAPAN限定のオンデマンドカード「Topps Now」でシングルカードと、チームセットの中の1枚として発売された。今回の追加招集で、この2枚は再注目されそうだ。
トレカジャーナル編集部