「Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント」の最終日が3月19日、鹿児島の高牧CCで開催され、青木瀬令奈が最大8打差を大逆転し、今季初勝利をマークした。昨年7月の資生堂レディース以来となるツアー通算4勝目は記録づくめの優勝となった。
8バーディー、ノーボギーの64、通算17アンダーの199で3日間を終えた。54ホール以上でノーボギーは、昨年10月のスタンレー・レディース(静岡・東名CC)で小祝さくらが達成して以来、史上14人目。72ホールでは、昨年8月の楽天スーパー・レディースで勝みなみがツアー史上初めて達成となった。
首位・上田桃子と4打差の2位から出た。5番を終えた時点では、1番から5連続バーディーの上田とは8打差に広がっていた。それでも、自分のペースを崩さず、前半3バーディー、ノーボギーと3つ伸ばして回り、後半に入って一気に加速した。12番に続き、バーディーを奪った13番でこの日2つ目のダブルボギーとした上田を一気に逆転。さらにバーディーを積み重ねた。
「オフを充実して過ごすことができて、いい仕上がりで臨むことができました。ほっとしています。ピンチもありましたがパーセーブできて結果的にノーボギー。開幕から安定していた」と青木はホールアウト後のインタビューで答えた。
2014年の一ノ瀬優希、17年の菊地絵理香が記録した通算14アンダーがこれまでの記録だったが、青木は前半に3つ、後半に5つスコアを伸ばし、 通算17アンダー。大会記録を大きく更新した。 「昨年も一昨年も1勝だったので、今年こその気持ちです。どんどん強くなって優勝を重ねていきたい」と宣言した。
青木はJLPGAブライトナーに選出されるなど、日本女子ゴルフ界を代表するプレーヤーのひとりとして、エポックの「JLPGA オフィシャルトレーディングカード」ではファーストイヤーの2020年から収録されてきただけでなく、オンデマンドカード「Epoch One」では優勝シーン以外でもカードになってきた。今回の優勝で、さらに、青木のトレカは彩られそうだ。
トレカジャーナル編集部