NBAは4月9日、各チーム82試合のレギュラーシーズン最終戦を終えて順位が確定。今季個人記録のタイトルホルダーも確定した。
得点部門は平均30点以上が6人も並ぶハイレベルな争いを制した76ersのジョエル・エンビードが33.1得点で2年連続の得点王を獲得。リバウンド部門では17年ぶりのプレーオフ進出を果たしたキングスのドマンタス・サボニスが12.4で初のリバウンド王に輝いた。アシスト部門は76ersの〝髭男”ジェームズ・ハーデンが10.7で6シーズンぶり2回目のタイトルを獲得。同じチームから得点王とアシスト王が生まれるのは1981-82シーズンにスパーズのジョージ・ガービン(32.3得点)とジョニー・ムーア(9.6アシスト)が達成して以来の快挙となった。
<2022-23 平均得点ランキング>
(1)ジョエル・エンビード 33.1(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)
(2)ルカ・ドンチッチ 32.4(ダラス・マーベリックス)
(3)デイミアン・リラード 32.2(ポートランド・トレイルブレイザーズ)
(4)シェイ・ギルジャス・アレクザンダー 31.4(オクラホマ・サンダー)
(5)ヤニス・アデトクンボ 31.1(ミルウォーキー・バックス)
タイトル獲得は選手の評価を上げる分かりやすい指標だが、中でも注目を浴びやすいのは得点王だろう。既に高価なエンビードのカードだが、彼のルーキーカード「2014-15 Panini Prizm Gold Prizm #253 Joel Embiid Rookie Card (#01/10) – PSA GEM MT 10」は米国大手オークションハウス「Goldin Auctions」で2022年6月26日に19,200ドル(約256万円)で落札されたものが再出品されて2022年12月18日に23,214ドル(約309万円)で落札された。
昨シーズン終了直後から今シーズン半ばにかけて約20%もプライスを上げており、プレーオフでの活躍、ファイナル初優勝も加われば更に高騰する可能性が高い。
最高価格帯のルーキーカードには手が出ないというファンもグレーディングされていないものなら、MINTモールで1万円未満で購入できるものが多い。「2014-15 PANINI Prizm Philadelphia 76ers Joel Embiid #253 Base RC」9,000円(MINT吉祥寺店)や「2014-15 PANINI Select Joel Embiid #90 (RC)」5,000円(MINT梅田店)など、マイコレクションに加えるもよし、値上がりを狙うのもよし。購入するならば今がチャンスかもしれない。
Norn(ライター)
米4大スポーツがメインのコレクター。各球団のポケットスケジュールを集めていたが近年のペーパーレス化で絶滅しかかっているのを悲しんでいる。マイナーの試合にも足を運ぶBowman愛好家。