「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」の最終日が4月9日、兵庫・花屋敷G.CよかわCで行われ、昨年、年間女王など5冠に輝いた山下美夢有が今季初勝利を挙げた。初日が悪天候で中止となり、2日間36ホールで行われた短期決戦を通算9アンダーで制した。
2位と1打差の首位で出たが、一時は後退して2打差をつけられた。それでも、終盤で逆転して4バーディー、ノーボギーの68。18番でパーパットを沈め、岩井千怜との熱戦に最終ホールで決着をつけた。「今日はショットがあまりくっつかない状況だった。唯一、18番が本当に今日の一番のショットだった。接戦はいい経験にもなるし、すごい楽しく回れた」
24位に終わった開幕戦から調子が上がらなかったが、地元・関西でツアー7勝目を飾った。大阪・寝屋川市出身の山下にとって、この花屋敷G.CよかわCは小学生の時、ジュニア大会で2度、優勝した思い出深いコースでもあった。「不思議な感じ。ジュニアの見本になれるように頑張りたい」と笑った。
これで女王を争うメルセデス・ランクは前週の8位から2位に浮上し、次週は21年にツアー初勝利をあげた「KKT杯 バンテリンL」に挑む。「出る試合は優勝を目指して頑張りたい。メジャーにも挑戦していきたいと思っている」と史上6人目、史上最年少の連続女王へ突き進む。
エポック社の「EPOCH-ONE」では早速、山下のトレカの受注受付をスタートした。山下にとって「EPOCH-ONE」の500円の「レギュラーカード」では7枚目になる。プロ初勝利の21年の「KKT杯 バンテリンL」は当時はまだ「EPOCH-ONE」の女子ゴルフカードが発行されていなかった。試合で5枚、アワードで1枚の合計6枚が作られていた。
昨季、山下と並ぶ年間5勝をマークした西郷真央はこれまで、試合で5枚、アワードなどのイベントで3枚の合計8枚の「EPOC-ONE」が発行された。この最多枚数に山下はあと1枚。2週連続優勝へ、女子ゴルフカードの女王の座も見えてきた。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。