バスケットボール女子のWリーグは4月17日、プレーオフ決勝の第3戦を東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで行い、ENEOSサンフラワーズがトヨタ自動車アンテロープスを2度の延長の末、72‐64で勝利。2連勝で対戦成績を2勝1敗として4年ぶり23度目のリーグ制覇を果たした。
初戦でトヨタ自動車にリーグ3連覇に王手をかけられた。だが、皇后杯を制したENEOSが粘りを見せた。この試合でもその粘りが発揮された。
第4クオーターでも決着がつかなかった熱戦は59‐59のスコアで延長戦に突入。残り48秒にトヨタ自動車の山本麻衣にシュートを決められたが、ENEOSの宮崎早織が残り11.7秒に決めて追いつく。ファイナル史上初となる2度目の延長は、残り1分51秒にENEOSの林咲希が3ポイント、さらに宮崎がシュートを決め、逃げ切った。
「スリーポイントを(相手が)止めてきたのでチャンスが少なかったが、宮崎がパスを出してくれて、打ったら入った。チームのみんなに支えてもらって、感謝して、絶対、結果を出したいと思いながら今季頑張って来た。チームとして結果を出すことができてうれしい」と林は話した。
試合後、チーム最多20得点を挙げたENEOSの主将・渡嘉敷来夢は「サンフラワーズが帰ってきました。泣くキャラじゃないんですけど、涙が止まらないです。2、3年勝てなくて申し訳ない気持ちと、しんどかった。でもこういう形で勝てて良かったと思っています」と顔をくしゃくしゃにした。チーム最年長はプレーオフMVPに選ばれた。
この試合でも存在感を見せた宮崎、林、渡嘉敷の3人はこれまで、トレーディングカードでも輝いてきた。宮崎はBBM「2018 Shinning Venus」で、林はBBM「2021 Masterpiece」で、渡嘉敷はBBM「2017 Infinity」でカード化。それぞれに直筆サインカードも収録された。MINTモールでも出品されているカードもあるのでぜひ、チェックしてほしい。
トレカジャーナル編集部