今季、横浜DeNAベイスターズに入団したトレバー・バウアー投手が4月28日、イースタン・リーグの対千葉ロッテマリーンズ戦(横須賀)に先発。7回8安打4失点もMAX152キロの直球で9三振を奪った。三浦大輔監督は5月3日の対広島東洋カープ戦(横浜スタジアム)で1軍デビューさせることを明らかにした。
2020年にサイヤング賞に輝いた剛腕だが、昨季は登板機会がなかったこともあり、ファームで段階を踏み、調整。来日初登板となった4月16日のイースタン・リーグ、対埼玉西武ライオンズ戦(横須賀)で最速156キロをマークし、4回を4安打無失点。2度目の登板となった22日の同リーグ、東北楽天ゴールデンイーグルス戦(相石ひらつか)では最速154キロで5回0/3を2 安打1失点だった。
この日は来日3度目のマウンドで、最長の7イニングとなった。さらに、1軍での登板を意識して打席にも初めて入った。
5回に併殺打の間に1失点、6回には松川虎生の適時打などで3失点。2盗塁も許し、走者を背負ってからの投球に関しては、まだ試合勘が完全には戻っていない様子。この日の投球と、デビューまでの日数でどこまで戻すのか。もちろん、本番と調整では違うが、「鬼才」と呼ばれる実力がついにベールを脱ぐ日は近い。
ベイスターズ入団決定以来、NPB時代のトレーディングカードも人気急上昇。MINTモールでもバウアーのカードは好調な売れ行きを見せている。契約合意が3月中旬と遅かったことで、日本国内のカードメーカーが作るカードはまだ、登場していない。直筆サインカードも含め、夏場以降のアイテムに収録されることになりそうだ。注目のデビュー戦とともに、待ち遠しい。
トレカジャーナル編集部