Wリーグのデンソーアイリスは6月1日、元日本代表の馬瓜エブリンの加入を発表した。
27歳の馬瓜は2021-22シーズン終了後にトヨタ自動車アンテロープスを退団していた。2014年に桜花学園高校からアイシン・エィ・ダブリュ ウィングス(現アイシン ウィングス)入り。3シーズン、プレーした後、アンテロープスへ移籍した。
日本代表には2012年にU-17世界選手権で初招集。2018年のワールドカップ(W杯)では9位、21年の東京五輪では1試合平均5.8得点をマークし銀メダル獲得に貢献した。
五輪後には明るいキャラクターを持ち味にバラエティー番組などへの出演も増え、人気者に。「バスケットボールの普及に貢献できるようドンドン挑戦したい」と大手芸能事務所のワタナベエンターテインメントと契約した。「女子バスケ選手の多様な活動スタイルを見いだす」ことを掲げた「Circle of Life」を起業家として設立したことでも話題になった。
1シーズンの休養期間を経ての復帰になるが「1年間の人生の夏休みを終えて、いろんな意味での経験とパワーをチームにそして、ファンの皆さんにも!お届けしたいなと思っております!!みんなで!一緒に!!元気に!!!」とチームを通じて、コメントした。
また、デンソーは同日、 米ルイビル大学のSG今野紀花の加入も発表。23歳の今野は聖和学園高を卒業後に渡米し、2019年にルイビル大学へ進学。2022-23シーズンまでの4シーズンで94試合に出場。1試合平均11.6分のプレータイムで同3.1得点1.3リバウンド1.1アシストをマークした。
世代別や3×3など日本代表経験もあり「バスケットができる環境、毎朝迎える新しい一日、これまでに受け取った様々な人からの支えや温かい思いに感謝する心を忘れず、一生懸命にバスケットに励み応援してくれる人やコミュニティーに力を与えられるように頑張ります」とコメントした。
馬瓜のトレーディングカードは日本代表カードセットのサインカードがまさに「代表作」。人気選手だけに、今年のWリーグのオリジナルカードでどんなポーズを見せてくれるか、楽しみだ。
トレカジャーナル編集部