MLBは6月29日、オールスターゲーム(7月11日=T-モバイル・パーク)の2次ファン投票の結果を発表。1次投票で両リーグ最多票を集めた大谷翔平投手(ロサンゼルス・エンゼルス)とロナルド・アクーニャ外野手(アトランタ・ブレーブス)に続き、新たに16人の先発出場野手が決まった。
選手間投票など、投手を含めた残りのメンバーは7月2日に発表される。オールスター戦の両リーグ先発野手は以下の通り。
【ア・リーグ】
捕手:ヨナ・ハイム(テキサス・レンジャーズ)
一塁:ヤンディ・ディアス(タンパベイ・レイズ)
二塁:マーカス・セミエン(テキサス・レンジャーズ)
三塁:ジョシュ・ヤング(テキサス・レンジャーズ)
遊撃:コリー・シーガー(テキサス・レンジャーズ)
外野:マイク・トラウト(ロサンゼルス・エンゼルス)
外野:ランディ・アロザレーナ(タンパベイ・レイズ)
外野:アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)
DH:大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)
【ナ・リーグ】
捕手:ショーン・マーフィー(アトランタ・ブレーブス)
一塁:フレディ・フリーマン(ロサンゼルス・ドジャース)
二塁:ルイス・アラエス(マイアミ・マーリンズ)
三塁:ノーラン・アレナド(セントルイス・カージナルス)
遊撃:オーランド・アルシア(アトランタ・ブレーブス)
外野:ロナルド・アクーニャ(アトランタ・ブレーブス)
外野:ムーキー・ベッツ(ロサンゼルス・ドジャース)
外野:コービン・キャロル(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)
DH:J.D.マルティネス(ロサンゼルス・ドジャース)
プレーでは打率4割の可能性があるアラエス、パフォーマンスではどや顔ポーズのアロザレーナが楽しみだが、それ以上に楽しみなのは、やっぱり、トラウト兄貴である。
大谷とチームメイトのマイク・トラウト外野手(ロサンゼルス・エンゼルス)は、10開催連続(コロナによる中止があったため、10年連続とは言わないらしい)のスタメン出場が決まった。
現役最強のトラウト兄貴だが、2014年の球宴では決勝二塁打、15年には先頭打者アーチを放ち、2年連続のMVPに輝いている「お祭り男」でもあるのだ。
さらに、トラウト兄貴の球宴カードも最強である。TOPPS「2022 Update」のインサートはグレーのユニホームがめちゃくちゃカッコいいし、ユニホームでいえば「2019 Update」はシーズン中に亡くなった同僚のスカッグス投手の背番号45で登場した。
そして、何と言っても、レッドカーペットカードである。球宴前日に、ドレスアップして「レッドカーペットショー」に登場するイベントはここ数年注目を集めているが、2018年のショーに登場したトラウト兄貴がお召しになっていたのは真っ赤なスーツである。あまりのカッコよさに(?)翌年の「Series 1」のショートプリントになった。
自引きはできず、ネットオークションにもなかなか出品されず、出品されてもかなりの高額で入手できなかった。そんな1枚を、アナハイムのカードショップのストレイジボックスで発見した時は息が止まりそうになった。値札は10ドル。抑えても表情が緩んでしまうのを何とか耐えて、ほかのレギュラーカードの抜け番のシングルに混ぜて、レジに持っていったことを今でも思い出す。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。