NPBはオールスターゲームを終えて7月22日、後半戦がスタートしました。プロ野球のトレーディングカードも後半戦は熱くなりそうです。そこで、12球団からひとりずつ、トレカ的にも注目の選手を選んでみました。私の推しの12人をぜひ、チェックしてみてください。
【オリックス】
☆レアンドロ・セデーニョ内野手(24歳=1年目)
前半戦成績=20試合 打率.298 5本塁打 22打点
5月に育成契約から支配下契約を勝ち取った助っ人は、7月2日の日本ハム戦から4番に座り、40打数15安打の打率.375、5本塁打、18打点。MLBで実績のあったシュウィンデルの不調もあり、安定しない4、5番にセデーニョがはまれば、リーグ3連覇に大きく貢献できそうです。
【福岡ソフトバンク】
☆カーター・スチュワート投手(23歳=5年目)
前半戦成績=4試合 0勝2敗 0セーブ 0ホールド 防御率1.99
ついに実力の片りんを見せているMLBドラフト1巡目指名右腕。5年目の今季は、2年ぶりの一軍マウンドに立って、可能性を感じさせる投球を披露しています。課題の制球力こそ、まだ、改善の余地はありそうですが、体つきもたくましさが出てきて、故障者が続く先発陣の救世主になるかもしれません。
【埼玉西武】
☆蛭間拓哉外野手(22歳=1年目)
前半戦成績=13試合 打率.195 1本塁打 5打点
東京六大学リーグを沸かせた、華のあるドラフト1位はファームで経験を積み重ね、6月にデビュー。出場3試合目の6月25日の対東北楽天戦で初本塁打をマークするなど「持っている」ところをいきなり、発揮しました。チームは低迷していますが、起爆剤になるはずです。
【東北楽天】
☆村林一輝内野手(25歳=8年目)
前半戦成績=40試合 打率.333 0本塁打 11打点
昨季までは代走や守備固めがメインだった8年目の25歳。6月下旬にチャンスをものにして遊撃のレギュラーを奪い、存在感を見せています。内野ならどこでも守れる守備力だけでなく、打撃でも得点圏での強さと固め打ちの多さで、チーム浮上のキーマンになりそうです。
【千葉ロッテ】
☆横山陸人投手(21歳=4年目)
前半戦成績=17試合 0勝0敗 1セーブ 1ホールド 防御率4.58
期待の高卒4年目の右腕がブレイクしています。当初はビハインドでの登板が多かったのですが、安定した投球で信頼を高め、7月6日の対埼玉西武戦で初ホールド、同9日の対北海道日本ハム戦で初セーブ、同23日の福岡ソフトバンク戦では初勝利をマークしました。直球のキレ、軌道が素晴らしく、将来的には守護神を務めるかもしれません。
【北海道日本ハム】
☆郡司裕也捕手(25歳=4年目)
前半戦成績=11試合 打率.297 1本塁打 4打点
プロ3年目の今季、6月19日に中日ドラゴンズからトレードで新加入しました。ドラゴンズではなかなか出番がなかった強打の捕手にとって、いい転機になると思っていましたが、早速、打撃の才能を披露。7月2日の対オリックス戦でプロ初の猛打賞、同4日の対福岡ソフトバンク戦で初本塁打も飛び出しました。捕手としての守備も見てみたいです。
【東京ヤクルト】
☆小澤怜史投手(25歳=8年目)
前半戦成績=20試合 3勝2敗 0セーブ 2ホールド 防御率2.50
「こざわ」と読みます。序盤はセットアッパーでの登板が続きましたが、6月から先発にまわると、6月は月間3勝0敗、防御率0.78と大活躍。独特なサイドスローから緩急自在の投球で、打者に的を絞らせずに翻弄。福岡ソフトバンクから2020年オフに移籍し、昨年6月に育成から支配下契約を結んだ苦労人の投球とトレカに注目です。
【横浜DeNA】
☆石川達也投手(25歳=3年目)
前半戦成績=13試合 0勝0敗 0セーブ 0ホールド 防御率1.89
躍動感がある投球フォームから繰り出す150キロを超える直球と変化球が武器で、奪三振能力が高い。3年目の今季は開幕からセットアッパーとして頑張っていました。7月に再昇格しましたので、後半戦も貴重な中継ぎ左腕としてベイスターズ投手陣に欠かせない存在になるでしょう。
【阪神】
☆前川右京外野手(20歳=2年目)
前半戦成績=29試合 打率.264 0本塁打 7打点
丸太のような太ももとうなるフルスイングで豪快な打球を飛ばすスラッガー候補が高卒2年目ながら一軍で輝きを見せています。今季はファームでも好調で交流戦から一軍昇格。5月30日の対埼玉西武戦でデビュー。力強いスイングで早くもクリーンアップに抜擢されるほどです。6月6日の対東北楽天戦でプロ初安打を記録し、初本塁打も時間の問題でしょう。
【巨人】
☆浅野翔吾外野手(18歳=1年目)
前半戦成績=3試合 打率.000 0本塁打 0打点
ドラフト1位ルーキーが7月8日の対横浜DeNA戦で早くも一軍デビューを果たしました。今年はファームでじっくり育てると思っていただけに想像以上に早いデビューに驚きました。堂々とした構えやスイングだけで魅力十分のスター候補生はまだまだ時間はかかるとは思いますが、今季中に初安打、初本塁打が見れそうな気もします。
【広島東洋】
☆末包昇大外野手(27歳=2年目)
前半戦成績=19試合 打率.200 1本塁打 2打点
ロマンを感じさせる大砲候補。2年目の今季は6月に昇格すると、6月16日の対埼玉西武戦で1号ソロ。西川の離脱もあり、現在のカープ外野陣に割り込むにはチャンス十分。得意の打撃でアピールしています。調子を上げて阪神に追いついたチームですが、ここから優勝するためには必ず必要になる選手だと思うのでぜひ、スタメンで使って欲しいです。
【中日】
☆松山晋也投手(23歳=1年目)
前半戦成績=9試合 0勝0敗 0セーブ 3ホールド 防御率1.80
育成ドラフト1位ルーキーは6月に支配下登録されました。188センチ、92キロの大型右腕の魅力はなんと言っても155キロの快速球。前半戦は10イニングで14三振を奪い、3ホールドもマークしました。腰の違和感でファームでの調整を余儀なくされましたが、治れば、後半戦のドラゴンズのブルペンを支える存在になるのは間違いありません。
◆玉川裕也(MINT池袋)
MINT池袋2Fのスタッフとなり5年目の28歳。阪神タイガースを愛する。中学まで野球部に所属し、NPBの知識はMINT内でもトップクラス。(by Cove)