「楽天スーパーレディース」の最終日が7月30日、兵庫・東急グランドオークGCで行われ、櫻井心那(ニトリ)が6バーディー、ボギーなしの66で回り、通算21アンダーとし逆転優勝。1988年からのJLPGAツアーでは、年少5番目となる2勝目を記録した。
13番で、7メートルの長いバーディーパットを沈めた鈴木愛に対して、櫻井は1メートルを入れ返すことができず、通算20アンダーで並ばれた。しかし、続く14番で、残り126ヤードの第2打をピンから1メートルに。確実に決めて首位へ躍り出た。「(13番は)鈴木さんが長いパットを沈めて邪念が入った。スコアとかいろいろと考えてしまいました。全集中した。怒りのバーディーです」と振り返った。
ドライバー平均飛距離256.32ヤードは、ランキング3位。そのパワーに加え、メンタルでの強さも光る。昨季はステップアップツアーで5勝をあげた。今季は3戦前の資生堂レディスで初優勝したばかり。10代で2勝はJLPGAツアー史上9人目となった。
招待選手をのぞけば、畑岡奈紗、宮里藍、笹生優花に続く2勝目の年少記録にもなった。「顔ぶれが豪華すぎて、私は本当下手くそなんで…あまり並べてほしくないくらいですが、2勝できたことは自信にしていいと思う」と照れくさそうに話した。
それでも「将来的には、米国とか海外で活躍したい。豪華な顔ぶれの方たちと同じような成績(10代で2勝)を出したということは、私にも海外で活躍できる可能性があると考えて、今後も練習を頑張っていきたい。今は目の前のことに一生懸命すぎて、あまり考えられないけど、パリ五輪にもチャンスが出場したい」とそのドライバーと同様のスケールの大きな夢を口にした。
「恐るべき10代」なら、でっかい夢も、エポック社のオンデマンドカード「EPOCH-ONE」の量産も、実現しそうだ。
櫻井のトレカは女子ゴルフカードの最新版「EPOCH 2023 JLPGA OFFICIAL TRADING CARDS ROOKIES & WINNERS」にも直筆サインカードを含め、多種多彩に封入されている。こちらもおすすめだ。
トレカジャーナル編集部