「北海道meijiカップ」の最終日が8月6日、札幌国際CC島松Cで行われ、鈴木愛(セールスフォース)が首位から出て5バーディー、ボギーなしの67で回り、通算15アンダーでツアー通算18勝目となる優勝を飾った。21年7月の資生堂レディース以来、約2年1カ月ぶりの復活Vは、自身初、ツアー史上14人目の3日間ボギーなしでの栄冠となった。
12番で勝負を決めた。ピン横1メートルにつけて、会心のバーディー。「逃げないゴルフを最後まで意識しました。自分を信じました」と鈴木。その言葉通り、逃げずに攻め続け、15番で2メートルにつけ、16番で8メートルを沈めた。2位に3打差の圧勝で復活を印象づけた。前週の「楽天スーパーレディース」では単独首位から出ながら失速し3位に。「逃げるゴルフだった」と反省して臨んだこの大会だった。
2017、19年には賞金女王に輝いた「パットの名手」だが、優勝から遠ざかった。「うれしいのはもちろんです。今まで優勝といえば涙という感じでしたけど、今日はどうしてもファンの前で勝ちたかった。だから、涙はありません。笑顔です」と笑った。声援が鈴木のゴルフを支える、という。「本当に楽しい一日。みなさん、本当にありがとうございます」とギャラリーに感謝した。
今回の優勝で、エポック社のオンデマンドカード「EPOCH-ONE」でもカードが作られた。久しぶりの優勝だっただけに、初の「エポワン」と思われそうだが、実は今年4月の「PLAY OF THE MONTH」に、「ヤマハレディースオープン葛城」でのホールインワンが選ばれ、その際にカードになっており、2枚目の「エポワン」となった。初の優勝「エポワン」はもちろん、笑顔の1枚だ。
永久シード獲得となる通算30勝を目指すトッププレーヤーだけに、10月28日発売予定のEPOCH「2023 JLPGA OFFICIAL TRADING CARDS TOP PLAYERS」にも新しいカードが収録予定。これで初年度の2020年から4年連続でエポック社の「JLPGA OFFICIAL TRADING CARDS」への登場となる。
トレカジャーナル編集部