WWEプレミアム・ライブイベント「サマースラム2023」が8月5日、米イリノイ州デトロイト・フォード・フィールドで行われ、イヨ・スカイがWWE女子王座を初奪取した。
ビアンカ・ブレアがWWE女子王座を保持するアスカ、シャーロット・フレアーとの3WAY形式同王座戦を制した直後、人気ユニット「ダメージCTRL(コントロール)」のベイリーとともに花道に登場したスカイ。花道でフレアー、アスカをブリーフケースで殴打したベイリーとともにリングインした。
ベイリーは撃退されたが、ブリーフケースでブレアを殴打。スカイはブリーフケースから王座挑戦権利証を取り出し、レフェリーに王座挑戦権の行使(キャッシュイン)を伝え、王座挑戦が成立した。この王座挑戦権は7月のプレミアム・ライブイベント「マネー・イン・ザ・バンク(MITB)」で組まれたMITB女子ラダー(はしご)戦で優勝して手にしたものだった。
すぐに得意のムーンサルト(月面水爆)でダメージを与え、3カウントを奪った。これでWWEの前身WWF時代を含め、ブル中野、アスカに続く日本女子3人目のWWE女子最高位王座奪取となった。
スカイは「紫雷イオ」としてスターダムで活躍した後、2018年8月にWWEへ移籍。「イヨ・スカイ」にリングネームを変更しNXTを経て、RAWに昇格。NXTでは女子王座と女子タッグチーム王座、RAWではWWE女子タッグチーム王座を獲得していた。自身の公式インスタグラムを更新したスカイは「今夜は眠れない」と興奮冷めやらぬ様子を伝えた。
スターレスラーへのステップを着実に上ってきたスカイだが、その戦いぶりに合わせるようにトレーディングカードも人気が上昇。一時は、米国内でトレカの入手が困難になったことから、MINTモールの在庫が完売状態になったこともある。今回の戴冠により、新しい女王となったことで、海外でも日本でもスカイのトレカ人気にさらに拍車がかかりそうだ。
トレカジャーナル編集部