Tリーグの日本生命レッドエルフ・京都カグヤライズ戦が8月30日、東京・代々木第二体育館で行われ、日本生命が3-2で勝利。今季初出場となった、世界ランキングで日本人トップの7位の早田ひなが2勝してチームの4連勝と首位浮上に貢献した。
日本生命が第1マッチを落とした後の第2マッチが、早田にとってTリーグでの今季初出場となった。その試合で早田は成本綾海を相手に3-0の完勝。2勝2敗で迎えた1ゲーム先取のビクトリーマッチ(第5マッチ)で再び、早田が登場。世界ランキング13位のアドリアーナ・ディアス(プエルトリコ)に先行される苦しい展開ながらも5-7から6ポイント連取で突き放した。
8月中旬のWTTコンテンダー・リオデジャネイロ大会で初優勝を飾るなど、海外を転戦していたため、チームの6試合目で迎えた今季の初戦。「今季初でしっかり2勝をあげて、チームを勝利に導くことができて良かった」とひなスマイルも出た。
台風の影響による欠航もあり、ブラジルからの帰国が大幅にずれ込み、移動には100時間を要した、という。8月17日に帰国し、20日には練習再開。疲労だけでなく、パリ五輪代表選考レースも佳境に入り、アジア選手権(韓国・平昌)も控えていた。
この日の試合出場は直前まで悩んだというが「自分の感覚的に試合をしておいた方がいいな、と思った。エースとしての責任と覚悟を持って、ここに来ている。出るからには100%の力で挑みたい。やっぱり試合をして良かった。合宿でやってきたこともうまく出せて、いい状態でアジア選手権に入っていける」と女王の貫録を見せた。
7月の全農カップ・東京大会の女子シングルで伊藤美誠を下すなど、パリ五輪代表選考レースで首位を快走する23歳。ファン、コレクターが待っていた早田にとって初のトレーディングカードもついに登場した。エポック社のオンデマンドカード「EPOCH-ONE」ではこの日の早田の奮闘をカード化。早田のトレカはまもなく発売されるBBM「Infinity」に収録される事が発表されていたが、「エポワン」がひと足先にお披露目となった。
トレカジャーナル編集部