MLS(メジャーリーグ・サッカー)はレギュラーシーズンを再開し、8月26日にはリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)がリーグ戦初出場初ゴールを決めた。
メッシは敵地での対ニューヨーク・レッドブルズ戦で、僚友セルヒオ・ブスケツとともに後半15分から途中出場。終了間際の後半44分、ペナルティエリアでやはり、この夏に加入したジョルディ・アルバからの浮き球を受け、ベンジャミン・クレマスキにスルーパス。絶妙なワンツーでクレマスキからの折り返しを受けたメッシは無人のゴールに左足で流し込んだ。
リードを2点に広げたマイアミは5月14日の対ニューイングランド・レボリューション戦以来となるリーグ戦12試合ぶりの白星を飾り、東カンファレンスの最下位(15位)から14位に浮上した。
リーガMX(メキシコ)と合同開催する「リーグスカップ」で、マイアミのユニホームに袖を通しピッチに立ったメッシは7試合連続、合計10得点をマークして、チームの初タイトル獲得に貢献。決勝進出を決めている「USオープンカップ」も合わせれば公式戦8試合で10ゴール3アシスト。それでも、レギュラーシーズン以外のMLSカードは発行されていなかった。
こうなると、TOPPS社のオンデマンドカード「Topps Now」での「マイアミのメッシ」デビューも確実かと思われたが、受注がスタートしたラインナップには残念ながらメッシのカードはなし。今回、ブスケッツ、アルバ、クレマスキ、さらにはこの日、先制点をあげたパラグアイのクラブ・リベルタから移籍したディエゴ・ゴメスのカードも登場したのに、メッシの名前はなかった。
MLSのプレーオフ出場圏はカンファレンス9位以内。マイアミはアルゼンチンのCAコロンから20歳の攻撃的MFファクンド・ファリアス、同じくアルゼンチンのラシン・クラブから19歳のDFトマス・アビレスも獲得し、MLSの台風の目となった。快進撃を続ければ、移籍組の「Topps Now」は確実。メッシのカード登場も時間の問題だろう。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。