「ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント」の最終日が9月3日、ゴルフ5カントリー美唄コースで行われ、櫻井心那(ニトリ)が今季3勝目をあげた。19歳の櫻井にとって、10代での3勝到達は史上3人目の快挙となった。
通算7アンダー2位から出た櫻井は4バーディ、1ボギーの69で回り、通算10アンダーで逆転Vを果たした。通算9アンダーで小祝さくら、山下美夢有と首位に並んで迎えた最終18番。ティーショットで260ヤード先のフェアウェイを捕らえ、残り124ヤードの第2打をピン手前にピタリ。最後は2メートルのバーディパット打ち切った。
カップインを見届け、右手を掲げた。「プレーオフはしたくなかったので、最後はバーディ狙いでした。絶対に取ってやろうという気持ちでやりました。最後まで落ち着いてできたので、そこはよかったと思います」
抜群の飛距離と精度の高いアイアンショット、抜群のタッチを誇るパッティング。そして、強心臓ぶり。ルーキーイヤーの昨年はステップアップツアーで賞金女王に輝いた。「今日は最初から1打差で始まって最後の最後まで1打を争うデッドヒートだったので、ワクワクしながらやっていました。最後までバーディを取っていかないといけない状況だったので、いい緊張感でした」
7月の「資生堂レディスオープン」、「楽天スーパーレディース」に続く今季3勝目。10代での3勝到達は宮里藍、畑岡奈紗に続く。「記録のことは自分の中では考えていなくて、結果的に達成できてよかった。尊敬している方々の後についていけるように頑張りたいです」。今回の優勝で、年間女王争い(メルセデスランキング)で5位、年間獲得賞金額で6位に浮上した。
櫻井にとっては、エポック社のオンデマンドカード「EPOCH-ONE」での優勝カードもこれで3枚目になった。ミントモールでも櫻井のトレカを取り扱っているが、昨年、発売された「ルーキーカード」ロゴマークが入ったルーキーカードが人気上昇中である。
トレカジャーナル編集部