第19回アジア競技大会(アジア大会=中国・杭州)での競泳男子400メートル個人メドレーで9月26日、本多灯(イトマン東京)が金、瀬戸大也(CHARIS & Co.)が銀メダルを獲得した。
開催国の中国勢が猛威をふるう競泳で、日本競泳陣に今大会初の金メダルをもたらしたのは、男子競泳の主将だった。本多は男子400メートル個人メドレーで瀬戸とワンツーフィニッシュを飾った。
得意のバタフライでレースを先行。背泳ぎと平泳ぎでペースを落とし瀬戸に抜かれたが、「最後で思い切り前に出る」という作戦通り、自由形のラスト勝負で奪首取。「やっと1番!」とトレードマークでもある笑顔がはじけた。
過去のアジア大会の金メダル総数で、日本競泳陣は他国を大きく上回る。タイムこそ4分11秒40で、自己ベストの4分10秒37に及ばなかったが「(先輩が)作ってくれた歴史をさらに良いものにできるように」と引き受けた主将としての大役を果たした。
「このいい流れをもっと大きなものにして、(次のレースは)自己ベストを出して終わりたい」。東京五輪で銀メダルに輝いた200メートルバタフライでも表彰台の一番上に立つ。
本多のファーストトレカはBBM「2021 Masterpiece」だが、エポック社から発売されたばかりの「2023 TEAM JAPAN オフィシャルトレーディングカード SYMBOL ATHLETES & NEXT SYMBOL ATHLETES」にも、「Team Japan Next Symbol Athletes」としてレギュラーカードにくわえサインカード、インサートカードが収録されて脚光を浴びている。
2024年のパリ五輪出場、さらには金メダル獲得の期待もかかる本多。今だけでなく、今後も水泳トレカでは旬のアスリートといえそうだ。
トレカジャーナル編集部