8年目のシーズンを迎えたBリーグが10月7日、各地で開幕した。佐賀市のSAGAアリーナで行われた昨季王者の琉球ゴールデンキングス・B1に昇格した佐賀バルーナーズ戦には7000人を超える観客が詰めかけるなど、今夏のFIBAワールドカップ(W杯)の影響もあり、今季のBリーグはさらに脚光。トレーディングカードもさらに、人気を集めそうだ。
W杯で司令塔として存在感を見せた河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)はかたおかアリーナ京都での京都ハンナリーズ戦に出場。試合開始直後に自ら、ドリブルでゴール下に切れ込み、最初のゴール。W杯でも見せたスピードと切れ味鋭いプレーで、チームトップの18得点にくわえ、6アシスト、3スチールをマークし、81‐67の勝利に貢献した。
昨季は初進出したチャンピオンシップで、琉球の前にセミファイナルで敗退した。「(横浜BCの)チーム力は上がっている。昨季の悔しさを経験に変えて今季、戦えている。この1試合で終わることなく、明日、また悪いところは修正してさらにいいチームになるように言い準備をしていきたい」と河村は話した。
W杯に出場した日本代表メンバーではこの日、比江島慎(宇都宮ブレックス)が対群馬クレインサンダーズ戦で9得点、4リバウンド、4アシスト、2ブロック。80-73で白星を呼んだ。ホーキンソン・ジョシュ(サンロッカーズ渋谷)はチーム最多19得点もチームは70-79で名古屋ダイヤモンドドルフィンズに敗れた。吉井裕鷹(アルバルク東京)は途中出場でフリースローを決めて1得点。チームは86-78で仙台89ERSに勝利した。
B2でも井上宗一郎(越谷アルファーズ)が途中出場で4得点、2リバウンド。チームは新潟アルビレックスBBを75-65で下した。 川真田紘也(滋賀レイクス)も途中出場で3得点、7リバウンド。熊本ヴォルターズを100-86で破った。
Bリーグはその人気アップとともにトレーディングカードも年々、話題になってきた。BBMの新シーズンのカードの詳細はまだ、未発表だが、河村のルーキーカードをはじめ、過去のカードも再評価されている。「ヤフオク!」で9月21日には河村の20枚限定のサインルーキーカードが15万円で落札。同じカードが5月に93,500円、6月には10万円で落札されており、約50%アップとなった。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。