Wリーグの2023-24シーズンが10月14日、各地で開幕した。昨季、4年ぶり23回目の優勝を飾ったENEOSサンフラワーズは秋田県立体育館で、プレステージ・インターナショナル アランマーレを85ー67で破り、連覇に向け好スタートを切った。
ENEOSは開始15秒、今季からキャプテンを務める宮崎早織がスリーポイントシュート。今季のリーグ最初の得点で勢いをつけて、渡嘉敷来夢と岡本彩也花の最年長コンビが得点を重ね第1クオーター(Q)、第2Qの前半を49-35とリードして折り返し。
第3Qで高橋悠佳のスリーポイントなどで、アランマーレに一時、8点差まで詰め寄られたが、高田静、藤本愛瑚らがシュートを決め、最後はENEOSが突き放し、85対67で快勝した。
渡嘉敷は12得点、15リバウンドで「ダブルダブル」をマーク。宮崎は両チーム最多得点となる18得点をマークした。
14チームがレギュラーシーズンでそれぞれ26試合を戦うWリーグは、レギュラーシーズンの上位8チームが、来年3月から4月に行われるプレーオフに進み、ファイナルを制したチームが今シーズンのチャンピオンとなる。
10月5日のアジア大会での決勝では2点差で女王・中国に敗れたものの、東京五輪での銅メダルに続き、バスケットボールファンを感動させた。この決勝でも活躍した、JOCが認定する「NEXT SYMBOL ATHLETE」になっている若手の東藤なな子(トヨタ紡績サンシャインラビッツ)がエポック社「2023 TEAM JAPAN オフィシャルトレーディングカード SYMBOL ATHLETES & NEXT SYMBOL ATHLETES」に収録。Wリーグが試合会場や公式サイトで販売する「オフィシャルカード」がリーグ開幕に合わせ、今季も発売された。
宮崎は2018年にはBBM「Shining Venus」でさわやかな笑顔と私服姿も披露。トレーディング界でもキャプテンとも言えそうな存在感で女子バスケットボールカードをリードしてきた。
愛媛・聖カタリナ女子高ではインターハイ準優勝してU-16、17、18と日本代表でプレー。2014年にJXサンフラワーズ(現ENEOS)に入団した。兄はJリーグでもプレーした宮崎泰右、妹はWリーグの新潟アルビレックスBBラビッツでプレーし、現在は競艇選手の宮崎安奈。167センチと小柄ながら、スピード感あふれる攻守でポイントガードとして日本代表の顔のひとりになっている。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。