スターダム愛知大会が10月9日、ドルフィンズアリーナで開催され、KAIRIが最後の雄姿を見せた。KAIRIはこの日を最後に無期限休業に入ることを発表していた。
岩谷麻優、高橋奈七永と組み、葉月、コグマ、飯田沙耶と対戦した6人タッグマッチは「KAIRI壮行試合」と銘打たれた。「KAIRIコール」をバックに先発。岩谷、高橋とのトリプルエルボードロップを飯田に発射。葉月に強烈なエルボーを叩き込み、馬乗りになったコグマには張り手を見舞った。
22分過ぎにKAIRIと高橋がアシストした岩谷が、コグマに串刺しドロップキックを発射。最後はKAIRIが必殺のダイビングエルボードロップを決め、コグマから3カウントを奪った。
試合後は「過去の自分に負けんな。空気なんて読むな。いけよ。絶対にできるから。私は3人の成長を見てるからね」と葉月、コグマ、飯田に熱いメッセージを送った。
「カイリ・セイン」として活躍したWWEとの契約終了後に帰国したKAIRIは、2022年3月の両国大会で古巣・スターダムで日本マットに5年ぶりに復帰。「宝城カイリ」から「KAIRI」とリングネームを変更。11月には新設されたIWGP女子王座の初代王者に輝き、今年4月にはなつぽい、安納サオリとのトリオでアーティス王座を獲得した。
米国ではWWEへの復帰が報じられている。「リングは必ずつながっているから。また全員強くなって、必ず会いましょう。昨年欠場した名古屋で、最後の試合を迎えられて幸せです。人類皆きょうだい。私たちは家族ですよ。これからも仲良くしてください」とマイクパフォーマンスを締めた。
KAIRI=カイリ・セインはアスカと組んでWWE女子タッグ王座を獲得するなど、WWEでも人気が高く、同様に、トレーディングカードも人気があった。WWE復帰のウワサとともに、過去のWWEカードへの注目度も高まっており、MINTモールにもかつての宝城カイリ時代のBBM「2012 女子プロレスカード TRUE HEART」の88枚限定直筆サインカードも含めて多くのカードが出品されている。WWE復帰なら、新しいカードが作られるのは間違いなさそうだ。
トレカジャーナル編集部