ラグビーの話題が続いたが、今回のコラムではサッカーに話題を戻そう。
メジャーリーグベースボールやUEFAチャンピオンリーグなどのトレカでお馴染みのTOPPS社は、1938年に設立されたスポーツ、エンターテイメントのトレーディングカードの世界的なリーダーである。11月27日、そのTOPPS社からJリーグ公認トレーディングカード「2023 TOPPS Jリーグフラッグシップ」が発売された。
内容は、ベースカード198種類、世界で1枚しかない1OF1も封入。インサートには、Jリーグ30周年を記念した「Topps 1993」や、若手選手にフォーカスした「Blossoming」など全5パターンあり、直筆サインカードもボックスから1枚出現する仕様となっている。現役選手のみならず、ジーコ、レオナルド、ブッフバルトといったレジェンドの直筆サインカードも収録されていると聞くと、思わずゾクッとする。Jクラブチームエディションでも、レジェントの直筆サインカードはなかなか実現されていない。ここは老舗で世界的な実績のあるTOPPSならでは企画らしい。カードファンにはたまらないだろう。Jリーグの30年を自分なり振り返ってみるのも楽しいと思う。
デザイン面を見てみると、エポック社を中心にJカードは進化して、一瞬のプレーを切り出した迫力のある写真、凝ったデザインは日本のカードの方が優れている感はあるが、世界基準のデザインは、Jリーグが世界に認められた証と言える。
いずれにしても、TOPPS社から発売されるJリーグカードだけに、その注目度は高いし、レジェンド直筆サインカードなどはプレミアムな値段に跳ね上がる予感がする。個人的には、やはり「白いペレ」とも呼ばれた名選手、ジーコのカードは手に入れたい一枚だ。
Chief(ライター)
国内サッカーを中心にトレカの世界を長年に渡って見守って来た元スポーツ雑誌編集者。横浜F・マリノスサポーター。ラグビー、相撲にも造詣が深い。