読売ジャイアンツを自由契約になった中田翔内野手の中日ドラゴンズ入りが12月4日、決まった。中日が中田の獲得を正式に発表した。
通算303本塁打、1062打点、打点王3度獲得した中田は2021年のシーズン途中で北海道日本ハムファイターズから巨人へ移籍。出場機会を求めて、巨人と22年オフに結んだ3年契約に対して、オプトアウト(契約解除)権を行使していた。
中日は12月2日、立浪和義監督らが東京都内で中田と直接交渉。打点、出場試合数などの出来高を含めた推定年俸約3億円の2年契約と、ドラフト1位で入団した日本ハムで着けた背番号6、などの入団条件を提示した。中田はその日に「お世話になります」と直接、返答していた。
得点力不足もあり、2年連続最下位に沈んだ中日はここまで、前巨人の中島宏之内野手、前ソフトバンクの上林誠知外野手ら、他球団を戦力外になった選手を積極的に補強。中田の加入はその中でも最大の補強になった。
MINTモールでは250枚に近い中田のトレーディングカードが出品されているが、最高額は2018年のBBM「北海道日本ハムファイターズ」に封入された9枚限定の直筆サインカードと、2012年のBBM「GENESIS」の20枚限定直筆サイン入りボールカードの25,000円で、上位には日本ハム時代のサインカードが並んでいる。
巨人時代は、一部のブランドを除き、現役選手の直筆サインカードを認めない球団の方針もあり、中田の直筆サインのトレカは作られなかった。中日ではサインカードが解禁される。新「恐竜打線」の4番打者として、中日トレカの4番打者として、中田のバットがうなる。
追記)中田は12月6日、入団会見を行い、その模様はエポック社のオンデマンドカード「EPOCH-ONE」でカードになった。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。