ロサンゼルス・ドジャースに移籍した大谷翔平投手の初ドジャースカードが驚異の発行枚数をたたき出した。TOPPS社のオンデマンドカード「TOPPS NOW」は、12月12日に24時間限定で発注を受け付けた大谷のドジャースとの契約合意を伝えるトレーディングカードに107,541枚の申し込みがあったことを発表した。
これまで「TOPPS NOW」では数々の大谷カードを発行。一番人気は、WBC決勝でのマイク・トラウト(ロサンゼルス・エンゼルス)との対決カードの42,273枚で、2位は2度目のMVP決定の際の愛犬とのツーショットカードの37,585枚で、今回の申し込み数のケタ違いのすごさがわかる。
最近ではファン・ソト外野手がサンディエゴ・パドレスからニューヨーク・ヤンキースにトレード移籍した際の「TOPPS NOW」は7,212枚の発行枚数だった。ソトは12月12日にオンライン会見。「ヤンキースの一員になれて興奮している。チームメートと良い関係を築き、共に世界一を目指して戦うことを楽しみにしている。これまでブーイングを浴びた球場で、熱狂的なファンを味方につけてプレーするのは、とてもクールなこと。どの打順でもどの守備位置でもベストを尽くす」と抱負を語った。
「TOPPS NOW」では、青い迷彩色の練習着にヤンキースのキャップを被りこの会見に臨んだソトのカードを発行した。レギュラーカードに加え、練習着を裁断して挟み込んだシャツカード、帽子を裁断して挟み込んだカードの受注をスタート。199枚限定の89.99ドルのシャツカード、22枚限定の349.99ドルのキャップ(ハット)カードはすぐに完売してしまった。レギュラーカードはまだ、受注を受け付けているため、発行枚数は発表されていない。
そうなると、気になるのは12月14日に予定されている大谷のドジャース入団会見の「TOPPS NOW」である。ソトのヤンキース移籍を伝えるカードも、大谷のドジャースとの契約合意を伝えるカードも新しいユニホームに身を包んだ合成写真だった。大谷がドジャーブルーの背番号17のユニホームに身を包むであろうカードは作られるのか、そして、どれだけの申し込みがあるのか、注目される。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。