J1のジュビロ磐田が1月12日、元日本代表GK川島永嗣の加入を発表した。J1でのプレーは川崎フリューゲルスに所属していた2010年7月以来14年ぶり、となる。海外クラブに所属した選手では昨年、13年ぶりにC大阪に復帰した香川を抜き、最長ブランクを経てのJ復帰となった。
「欧州で最高峰を目指し続けてきた挑戦は日本に来ても変わらない。新たな道を歩めること、心から楽しみ」と川島は自身のSNSでコメントした。
川島は浦和東高から2001年に大宮アルディージャに入団。名古屋グランパスエイト、川崎フロンターレを経て、2010年のリールセSKを皮切りにベルギー、スコットランドでもプレーし22~23年シーズン終了後はフランス1部ストラスブールを退団し、無所属となっていた。ワールドカップ(W杯)には4度、出場。10年の南アフリカ大会から3大会連続で正GKを務めた。
磐田は1月13日に浜松市内で新体制を発表。昨年1月の発表ではユースから昇格した後藤啓介(現・アンデルレヒト)ひとりのみだったが、2年ぶりのJ1に臨む今季は積極的に補強し15人が大量加入。川島をはじめ、熊本から完全移籍で加入する平川怜に加え、朴勢己ら高校生も補強した。「J1での戦いの中で、新加入選手とともに新しい風を吹かせられるように、ひとつの駒となってやっていけたらいい、よろしくお願いします」と川島は話した。
長く日本代表のゴールを守ってきた川島だけに、トレーディングカードも多い。今季は磐田でのカードにも注目が集まりそうだ。昨年はエポック社のオンデマンドカード「EPOCH-ONE」は磐田との契約はなくカードも発行されなかったが、その意味でも期待は大きい。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。今季からNHLにハマっている。