「B.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKEND 2024 IN OKINAWA」が 1月14日、沖縄アリーナで開催され、B.BLACKとB.WHITEが対戦。Bリーグの人気選手が勢ぞろいし、盛り上がった一戦は、B.WHITEが128-123でB.BLACKを下した。MVPには、岸本隆一(琉球ゴールデンキングス)が選ばれた。
B.BLACKのジョシュ・ホーキンソン(サンロッカーズ渋谷)が3ポイントを決めて、比江島慎(宇都宮ブレックス)のパフォーマンスを真似て、熱戦は幕開け。B.WHITEは河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)のアシストから馬場雄大(長崎ヴェルカ)がアリウープダンクをねじ込み、富樫勇樹(千葉ジェッツ)が比江島慎(宇都宮ブレックス)からバスケットカウントを獲得するなど、序盤からアリーナはヒートアップした。
B.WHITEは今シーズン限りの引退を表明している桜井良太(レバンガ北海道)が2本の3ポイントを決めて見せ場を作る。藤井祐眞(川崎ブレイブサンダース)ら、3ポイントを決めた選手たちもホーキンソンのように比江島のセレブレーションを次々と披露し、スタンドを沸かせた。
最終第4クォーターは岸本が3本の3ポイントを沈めて、アリーナは最高潮に。試合終盤、わずかにリードを奪ったB.WHITEは、河村の連続3ポイントで突き放した。岸本の連続3ポイントで2点差にまで詰め寄ったB.BLACKだったが、B.WHITEが逃げ切った。
B.BLACKは6本の3ポイントを決めた岸本が両軍最多の24得点、クーリーが18得点、吉井裕鷹(アルバルク東京)が16得点、ホーキンソンが15得点11リバウンド。B.WHITEはペリン・ビュフォード(島根スサノオマジック)が19得点9リバウンド6アシスト、富樫が17得点、河村と桜井が13得点をマークした。試合後、ホーキンソン、岸本、河村、ビュフォードがMVP候補に選ばれ、SNS投票の結果、岸本が自身初のMVPに選ばれた。「試合は負けちゃったけれど、すごくうれしい気持ち。お互いがいいプレーを出し合って、最終的にこういう結果になった」と岸本は喜んだ。
試合前には映画「THE FIRST SLAM DUNK」の主題歌「第ゼロ感」を歌う「10-FEET」がサプライズで登場し、スペシャルライブ。「第ゼロ感」は、昨夏に沖縄アリーナで開催された「FIBAワールドカップ2023」の試合後に場内BGMとして流れ、来場者が大合唱。この日も海外から訪れたBリーグファンを含む大観衆が大合唱した。
この日のプレーだけでなく、3日間にわたり、エンターテイメントとしても盛り上がった「B.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKEND 2024 IN OKINAWA」。今季のBリーグトレカ「BBM X B.LEAGUE TRADING CARDS 2023-24 SEASON FAST BREAK 1st Half」は1月30日に発売される。「FIBAワールドカップ2023」でさらに人気が加速した男子バスケットボール、Bリーグトレカに再び、沖縄から熱い風が吹いた。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。