スキージャンプ女子のワールドカップ(W杯)がドイツのビリンゲンで2月3日に行われ、ラージヒルで高梨沙羅が2位に入り、今シーズン初めて表彰台に上がった。
日本からはワールドカップで通算63勝をあげている髙梨にとって13シーズン連続で通算116度目の表彰台は、男女を通じ史上最多記録の更新となった。
雨が降り続くコンディションの中で大会はスタート。髙梨は1回目、119メートル50と飛距離を伸ばせず7位にとどまった。
2回目は有利な向かい風が吹く中、力強い踏み切りを見せて130メートル50と大きく飛距離を伸ばし、合計ポイントを157.3とし、順位を5つ上げて2位に入った。
「悪天候の中で、けがなく2本のジャンプが成立してよかったし、その中でもいい条件で飛ぶことができた。しっかりチャンスをつかむことができたことが、自分が成長した部分かなと思った。まだまだジャンプ自体には課題がたくさんあるので、次に向けて切り替えて臨みたい」と髙梨は笑顔で話した。
優勝はジャクリーン・ザイフリーズベルガー(オーストリア)で、1回目に125メートル、2回目は127メートルを飛び、合計161.4で、今季の初勝利となる11シーズンぶりの通算2勝目をあげた。今季2勝を挙げ、個人総合ランキングで2位につけている伊藤有希は8位、勢藤優花は17位だった。
髙梨のトレーディングカードは、2022年9月に配布された「北海道・札幌招致PRアスリートカード」がファーストカードと言われている。このカードはプロモーションカードで、日本オリンピック委員会(JOC)が、札幌市と進める2030年冬季五輪・パラリンピック招致の機運を高めるため、制作し、JOCのイベントなどで配布した。
このカードについてはこちらのコラムで紹介させていただいた。
⇒珍カード珍道中⑲髙梨沙羅のトレカがあった! 「北海道・札幌招致PRアスリートカード」!【コラム/コレクション】
さらに、3月に発売予定の「2024 TEAM JAPAN オフィシャルトレーディングカード WINTER OLYMPIANS」には初のサインカードが収録される。今から待ち遠しい。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。