米大手オークションハウス「Goldin Auctions」で2月18日に締め切られたオークションでレアなリザードン(Charizard=英語表記)のトレカが21,973ドル(約330万円)で落札された。
このカードはTOPPS「2000 CHROME POKEMON SERIES 1」に封入された1枚。文字通り、TOPPS社の人気ブランド「CHROME」とポケモンがコラボしたシリーズで、2000年に「SEREIS 1」と「SERIES 2」が発売された。「TV Animation Edition」とサブタイトルがついており、米国でテレビ放映されたアニメーションをフューチャーしている。
ポケモンカードと言えば、TCG(トレーディング・カード・ゲーム)として、対戦を楽しむゲームカードと、コレクションを楽しむトレーディングカードとしての両面を持っている。この「CHROME POKEMON」はコレクションに特化している。
ヒトカゲから始まる進化の最終段階であるリザードンは、ポケモンでは高い人気を誇るキャラクターでポケモンカードでは一時期、ピカチュウを上回っていた。
「CHROME POKEMON」には、Spectra(スぺクトラ)、Sparkle(スパークル)、Tekno(テキノ) という 3種類のパラレルがあり、 スペクトラは 1パックに1枚、スパークルは 10パックに1枚、テクノは15パックに1枚、という封入率だったようだ。
今回のカードは人気キャラクターのリザードンの、最も引きにくいテクノパラレルで、しかも、PSAによるグレーディング評価は10点満点というレア度の高さである。
「Goldin Auctions」にはこれまで多くのポケモンカードが出品され、億単位の落札額もついたことがあった。「CHROME POKEMON」はポケモンカードとしては異色な存在だが、今回の落札で注目度を増すかもしれない。
※「Goldinn Auctions」での落札額はバイヤーズプレミアム込み。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。