米大手オークションハウス「Goldin Auctions」で2月16日、パトリック・マホームズ(カンザスシティ・チーフス)のルーキーオートが17,148ドル(約2,572,200円)で落札された。
このカードはPANINI「2017 Contenders Optic」の「 Rookie Ticket Autograph」の25枚限定ブループリズムで PSAぼグレーディング鑑定で9点、 サインは10点満点がついている。
「Rookie Ticket」は人気シリーズで「Contenders」と今回の「Contenders Optic」に収録。「2017 Contenders」のマホームズの「Rookie Ticket」#303は「Goldin Auctions」でも人気で、2022年2月に105,600ドル(約15,840,000円)で落札されたほか、落札上位に数枚がランクインしている。「2017 Contenders Optic」のマホームズの「Rookie Ticket」#103は出品枚数こそ少ないものの、2022年10月に1of1が168,000ドル(約25,200,000円)で落札された履歴が残っている。
今回の17,148ドルはその1of1には及ばないが、マホームズのトレーディングカードでは今年最高額となった。「Goldin Auctions」でも希少性の高い25枚限定のパラレル、人気の「プリズム」だったことも大きかった。
マホームズは2月11日に行われた第58回スーパーボウルでチームを連覇に導き、2年連続のMVPに選出された。スーパーボウル当日の2月11日に3,555ドル(約533,250円)で終わった入札は、翌12日に5件の入札があり4,555ドル(683,250円)まで入札額を上げた。入札締め切り日の16日に10,000ドルを超え、最終的に94件もの入札の結果、17,148ドル(2,572,200円)で落札された。
時事的な話題もトレーディングカードの市場価格には大きな影響を及ぼすが、さすがに、米国では国民的行事ともいえるスーパーボウルでの2年連続MVPの効果はてきめんだった、と言えそうだ。
※「Goldinn Auctions」での落札額はバイヤーズプレミアム込み。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。
追記)3月に入り「Goldin Auctions」では、スーパーボウルの効果もあり、マホームズのトレーディングカードには100,00ドルを超える落札額が続出している。