「第37回ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」が2月29日~3月3日に沖縄・琉球ゴルフ倶楽部で行われ、全37戦が予定されている日本女子プロゴルフ(JLPGA)ツアーの2024年シーズンが幕を開けた。3月3日の最終日は岩井ツインズの妹、岩井千怜(ホンダ)が5バーディ、ボギーなしの67をマーク。通算18アンダーで開幕戦Vを飾り、JLPGAツアー通算5勝目となった。
岩井千は初日、7アンダー65をマークして首位に立った。海外で2連戦して帰国したばかりだったが疲れを見せることなく、好スタートを切った。2日目にはコンディションの乱れもあり、3位まで順位を落としたが、3日目には10バーディを奪いスコアを伸ばして、首位を奪還した。
そして、最終日、選手たちがバーディを連発して一時は一進一退の大接戦となったが、15番ホールで勝負を決めた。パーを獲り、果敢に攻め続けた岩井千が頭ひとつ抜け出し、2位の西郷真央(島津製作所)に2打差をつけた。そのリードを守り切って、5バーディ、ボギーなしの67でフィニッシュ。トーナメントレコードとなる通算18アンダー270で圧巻の強さを見せた。
2021年にプロテストに合格し、同年にデビュー。22年に2週連続優勝を飾り、昨年も2勝。「これまであげた4勝とは違う、新しい勝ち方ができたと思う。一騎打ちですから」と西郷とのマッチレースを制して、胸を張った。
優勝スピーチでは「多くの方に元気を届けたい」と話した。姉の岩井明愛(ホンダ)とともに、2024年の姉妹のプレー内容に応じて、能登半島地震での被災者への義援金の寄付をする「iwai SMILE Project」を発足した。それだけに、今季のプレーには、より一層の力が入る。今回の勝利による満面の笑みとガッツポーズは、試合を観戦したたくさんの人の心に響いた。
いよいよ開幕したJLPGAツアーの2024年シーズン。今年はどんな戦いが繰り広げられるか、どんなヒロインが誕生するのか、期待が高まる。それはコレクターも同じ。昨年までドラマチックなシーンの数々を切り取ってきたエポック社の女子ゴルフカードも、今季はますます、楽しみだ。
オンデマンドカード「EPOCH-ONE」も早速、岩井千の開幕戦Vのカードを制作。新しいデザインのカードの表面はパットを放つ姿、裏面は表彰式でのポーズ。どちらも自信にあふれる表情が印象的。元気をもらえるカードに仕上がった。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。