ドジャースの大谷翔平投手が4月3日、本拠地ドジャースタジアムでの対ジャイアンツ戦で移籍後初本塁打を放った。
「2番・DH」で先発出場した大谷は7回2死で迎えた第4打席。カウント3-1からの5球目、ジャイアンツの左腕Ta・ロジャーズの高め速球を右中間に弾丸ライナーで運んだ。開幕から9試合目、41打席目での1発は、大谷にとってこれまでで最も遅いシーズン初本塁打となった。
2018年 4月 3日 インディアンス戦 2試合目 6打席目=22本
2019年 5月13日 ツインズ戦 6試合目 26打席目=18本
2020年 7月29日 マリナーズ戦 4試合目 16打席目=7本
2021年 4月 2日 ホワイトソックス戦 2試合目 9打席目=46本
2022年 4月15日 レンジャーズ戦 8試合目 31打席目=34本
2023年 4月 2日 アスレチックス戦 3試合目 12打席目=44本
ドジャースタジアムでの本塁打は、エンゼルスに在籍していた昨年7月8日にグローブから打って以来、通算2本目。ジャイアンツ戦での本塁打は初めて。これで大谷が本塁打を打った相手球団は25球団目で、並んでいたイチローを抜いて、日本人で単独トップとなった。残りは昨季まで所属したエンゼルスと、今季から同一リーグとなるナショナルズ、カージナルス、フィリーズ、マーリンズの5球団となった。
打球速度は105.6マイル(約170キロ)、飛距離は430フィート(約131メートル)。大谷の本塁打は昨年8月23日のレッズとのダブルヘッダー第1試合(エンゼルスタジアム)以来で放ったシーズン44号以来、224日ぶり。メジャーではこれで通算172本塁打となった。
大谷の一発で沸き返った試合は、これが決勝点となり5-4でドジャースが勝利し、同じナ・リーグ西地区のライバル球団のひとつ、ジャイアンツからスイープを達成した。「自分の中ではかなり長い間打ってないなという感じでした。バッティング自体もそこまで良くなかったですし、まず1本出た、安心しているというのが率直なところかなと思います」と大谷もコメントした。
TOPPS社のオンデマンドカード「TOPPS NOW」でも早速、移籍後初本塁打をカード化。ファンが、コレクターが待ち望んだ一発と1枚には23,191件の申し込みがあった。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。