JLPGAツアー2024シーズン第11戦「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」の最終日が5月12日、福岡カンツリー倶楽部・和白コースで開催された。昨年も今大会で優勝を飾った岩井千怜(Honda)が、通算12アンダーの204で大会2連覇を達成。トーナメントレコードの更新、岩井千も自身初となる大会連覇に加え、メルセデス・ランキングでトップに浮上した。
強い雨が降りしきる中、決勝ラウンドに進んだ59人から通算1アンダーまでの36人に絞り込むセカンドカットが実施された最終日。岩井千は首位タイからスタート。荒天候の影響を感じさせない安定したプレーを続け、前半だけで4バーディーを量産。さらに13番、最終18番でもバーディーを決めて、6バーディー、1ボギーの67で回り、2位以下に3打差をつけてフィニッシュした。
「果敢にグリーンを狙い、どんどんバーディーを取って笑顔で誰かにパワーを届けるのが私のゴルフ」と語る岩井千。公式SNSでは「ゴルフファンの皆さん、応援ありがとうございました。母の日に最高のゲームを届けることができて良かったです!これからも頑張りますので応援よろしくお願いします!お母さんいつもありがとう!」と母の日にちなんだのか、ピンクのウエアでの優勝を飾り、家族への感謝も綴った。
安定した強さを見せた岩井千は、日本女子ゴルフ界をけん引する選手のひとりになった。30日には全米女子オープン(ペンシルベニア州ランカスターCC)の開幕戦に双子の姉・明愛(Honda)と揃って出場予定。岩井姉妹は昨年10月に2024年の米ツアー参戦を見送った経緯もあり、来季こそはという思いも垣間見える。次戦はその足掛かりとなりそうだ。
エポック社のオンデマンドカード「EPOCH-ONE」では、開幕戦以来の今季2勝目をあげた岩井千のカードを販売。母の日は年1回だけ。メモリアルな優勝を象徴するピンクのウエアでのカードはメモリアルな1枚になる。
Kumin(ライター)
あらゆるスポーツとディズニーを愛するトレカ女子。トレカジャーナルでは女子ゴルフをメーンに担当しているが、好奇心旺盛でほかのスポーツにも興味津々。エポワン「ディズニー」のコンプリートを目指している。