4月に行われていたAFC U23アジアカップ。予選リーグで韓国に敗れた時は、これは厳しい戦いになるなと思ったが、決勝トーナメントに入ってからは開催国のカタール、準決勝でイラク、そして決勝ではウズベキスタンを破って見事8大会連続の五輪出場を決めた。
将来性豊かな若い選手たちの活躍が目立ったが、今回紹介するのはキャプテンとして見事なリーダーシップを見せ、大会MVPにも輝いた藤田譲瑠チマ選手。
視野の広さと優れた技術を持ち、中盤の底から的確な状況判断で攻撃を組み立てるミッドフィルダー。東京ヴェルディの下部組織育ちで、東京ヴェルディ、徳島ヴォルティスを経て、2022年に横浜F・マリノスに加入。その才能は早くから高く評価されていた。2023年にはベルギーリーグのシント=トロイデンに移籍を果たした、成長著しいプレーヤーだ。大岩ジャパン発足当時から主力として試合に出場し続けており、今後はパリ五輪での活躍次第でさらに飛躍する可能性も高いだけに、大いに期待したいプレイヤーだ。
Chief(ライター)
国内サッカーを中心にトレカの世界を長年に渡って見守って来た元スポーツ雑誌編集者。横浜F・マリノスサポーター。ラグビー、相撲にも造詣が深い。