バンダイから「AKATSUKI JAPAN ツインウエハース」が新発売され、米国ネブラスカ大学を卒業した、バスケットボール男子日本代表・富永啓生の初のトレーディングカードが収録された。
昨夏の「FIBAワールドカップ2023」で、パリ五輪出場を決めたバスケットボール男子日本代表「AKATSUKI JAPAN(アカツキジャパン)」の12選手とトム・ホーバスヘッドコーチ(HC)をカード化したもので、全30種のメタリックに輝くプラカードが個包装のチョコウエハース2本とともにブラインドパックに封入されている。1パックは220円(税込み)で1ボックスは30パック入り。レアカードはホログラム仕様、スペシャルレアカードはさらに選手の箔サインがプリントされている。
富永は3ポイントシュートを得意とすることから、3ポイントの名手、ステフィン・カリー(NBAゴールデンステイト・ウォリアーズ)にちなみ、米国では「和製カリー」と呼ばれ、注目を集めてきた。NCAAでビジョン1(1部リーグ)でネブラスカ大をカンファレンス3位に導き、10年ぶりとなる「NCAAトーナメント」進出に貢献するなど活躍した。シーズン終了後にはキングス、クリッパーズ、ブルズのワークアウトに参加した。
「NBA選手になることを1番の目標にしている。そこはぶらさずにやる」と話す富永は6月26、27日に行われるNBAドラフトで指名される可能性もあるが、指名されなかった場合、通常ならNBAの登竜門と言われるサマーリーグやトレーニングキャンプに参加して自分を売り込むことになる。だが、7月下旬のパリ五輪を優先して、7月中旬のサマーリーグ参加を辞退することを発表した。
それでも、6月14日には、富永が6月1日付で「アンダーアーマー」のカリーブランドとパートナーシップ契約を締結したことが発表された。カリーブランドはカリーのシグネチャーブランドで、富永はアメリカ国外選手として史上初のカリーブランド契約選手になるなど、話題に事欠かない。
大学スポーツのカード化に力を入れ始めたTOPPS社だが、現在まで、富永のカードは発行されていない。アマチュア選手だったこともあり、これまでの日本代表カードにも収録されたことはなかった。
パリ五輪でメダルを獲得し、さらに、将来的にNBA入りとなれば、今回の富永の初カードは今後、想像を超える評価を受けることになるかもしれない。
【チェックリスト】(全30種)
☆ノーマルカード(12種)
□富樫勇樹
□河村勇輝
□比江島慎
□渡邊雄太
□馬場雄大
□西田優大
□ジョシュ・ホーキンソン
□富永啓生
□原修太
□井上宗一郎
□吉井裕鷹
□川真田紘也
☆レアカード(ホログラム仕様=5種)
□富樫 勇樹/比江島 慎/渡邊 雄太/馬場 雄大
□河村 勇輝/ジョシュ・ホーキンソン/富永 啓生/原 修太
□西田 優大/井上 宗一郎/吉井 裕鷹/川真田 紘也
□選手12名
□トム・ホーバスHC/選手12名
☆スペシャルレアカード(金箔サインプリント=13種)
□富樫勇樹
□河村勇輝
□比江島慎
□渡邊雄太
□馬場雄大
□西田優大
□ジョシュ・ホーキンソン
□富永啓生
□原修太
□井上宗一郎
□吉井裕鷹
□川真田紘也
□トム・ホーバスHC
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。