「MLBドラフト2024」が7月14日、テキサス州アーリントンで始まり、全体1位でガーディアンズが、オーストラリアのシドニー出身のトラビス・バザーナ内野手(オレゴン州立大)を指名した。同国出身の選手がドラフトの全体1位に選ばれたのは初めてとなった。
ドラフト前からトップ評価を受けていたバザーナは二塁手としての全体1位指名も史上初と、記録づくめの指名となった。
全体2位では「剛腕」チェイス・バーンズ投手(ウェイクフォレスト大)がレッズから、全体3位ではバザーナと並ぶ評価を受けていた長距離砲のチャーリー・コンドン(ジョージア大)がロッキーズから指名を受けた。
バザーナやコンドンと共に全体1位候補のひとりに挙げられていたジャック・カグリオン投手は、全体6位でロイヤルズに指名された。カグリオンは、投打に怪物級のパワーを誇る二刀流選手で、大谷翔平(ドジャース)にちなみ「大谷2世」「次世代の大谷」と呼ばれることも。
マリナーズは右で99マイル(約159キロ)、左で95マイル(約153キロ)を投げる両投げの、ジュランジェロ・サインチェ投手(ミシシッピ州立大)を全体15位で指名した。
大谷が所属するドジャースは、全体23位で俊足の高校生遊撃手、キーロン・リンジー内野手(ハーディー高)を指名した。188センチの大型遊撃手で、フィリーズのトレー・ターナーに身体的な特徴やプレースタイルが似ており、打撃のコンタクトスキルや守備に定評があり、今ドラフト最速レベルの足を持つ。アメフトのQBとしても活躍していた。
指名選手はPANINI社の「Elite Extra」やLEAF社の各ブランドに収録されている。MLBドラフトの様子は「BOWMAN」のインサートカードで再現され、契約後にアリゾナ秋季リーグでプレーする選手は「BOWMAN DRAFT」に所属チームのユニホームでのファーストカードが封入される。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。