今年度の野球殿堂入り4氏のセレモニーが7月20日、ニューヨーク州クーパーズタウンにある野球殿堂で行われた。
ベテランズ委員会により、1980年以降の監督らを対象とした候補8人の中から選出されたジム・リーランド氏は1998年、マーリンズを世界一に導くなどMLBでの22年間で1769勝1728敗。2017年のWBC(ワールドベースボール・クラシック)では米国代表の監督も務め、優勝に輝いた。
全米野球記者協会の選出では、レンジャーズなどで通算3166安打をマークし、三塁の巧守でも知られたエイドリアン・ベルトレ氏、ツインズの捕手で3度の首位打者に輝き、通算2123安打を記録したジョー・マウアー氏、ロッキーズ一筋で通算2519安打、369本塁打を放ったトッド・ヘルトン氏が壇上に並んだ。
「私はここで行われた(過去の)スピーチのほとんどを見ました。そして、クーパーズタウンで涙を流したのは私だけではない、それは言える」とリーランド氏は感激しきり。
「野球界から私に与えられた賞は、テネシー大学出身の若いルーキーにとっては想像もつかないようなものです。自分が幸運な人間であることは分かっています」とヘルトンは話した。
4氏ともに、レジェンドとして、引退選手のトレーディングカードでもお馴染み。若いコレクターにも名前を知られた名監督、名選手たちだ。
来年1月に発表される来年の野球殿堂入り候補にイチロー氏が入り、資格取得1年目での殿堂入りは確実とされる。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。