国際オリンピック委員会(IOC)は7月24日、パリ市内で総会を開き、2030年にフランスのアルプス地域、34年に米ソルトレークシティーで冬季五輪・パラリンピックを開催すると決定した。フランスでは1992年のアルベールビル大会以来4回目、米では2002年ソルトレークシティー大会以来5回目の冬季五輪開催となる。
2030年大会については、大会が赤字になった場合に国が穴埋めする「財政保証」をフランス政府が約束することを条件とした。フランスは国民議会選挙で与党連合が敗れ、新首相が決まっていないなど政治状況が不安定となっている。マクロン大統領は総会で「次期首相には財政保証だけでなく、五輪の新しい法律も優先事項にするよう要請する」と話した。
IOCは昨年10月の総会で2030、2034年大会を同時決定することを決めていた。同12月の理事会では、2038年大会もスイスと優先的に交渉する方針を決定している。
冬季五輪のトレーディングカードと言えば、今年1月に発売され大ヒット商品となった「2024 TEAM JAPAN オフィシャルトレーディングカード WINTER OLYMPIANS」がある。エポック社のオンデマンドカード「EPOCH-ONE」でも現在、6月6日に表彰式が行われた「令和5年度スポーツ賞」で表彰されたアスリートのカードが受注をスタート。ウィンタースポーツの選手として、「特別栄誉賞」坂本花織(フィギュアスケート)、「特別功労賞」堀島行真(スキー)、「新人賞」島田真央(フィギュアスケート)、の3人がカード化された。3人とも初の「エポワン」だが、坂本と堀島は「2024 TEAM JAPAN オフィシャルトレーディングカード WINTER OLYMPIANS」にカードが収録された。
そして、島田は今回が初のトレーディングカードとなるファーストカード。カードの裏面には競技中の写真も使われており、メモリアルな1枚となる。2026年の冬季五輪はイタリア北部の都市ミラノとコルティナ・ダンペッツォで「ミラノ・コルティナ五輪」として開催される。15歳の島田はミラノ・コルティナ五輪はもちろん、アルプス五輪、ソルトレークシティー五輪の有力候補のひとり。今回のファーストカードはプレミアがつきそうだ。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。