「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」の最終日が、8月11日に長野県北佐久郡・軽井沢72ゴルフ北コースで開催され、通算アンダー11の205でまわった河本結(RICOH)が今季初優勝を飾った。前回優勝は2019年3月の「アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI」で、5年ぶりとなるJLPGAツアー2勝目、そして、1998年度生まれの黄金世代の通算50勝目という節目の勝利となった。
ノーバーディー、1ボギーの73でフィニッシュと、前日までの好調なプレーとは打って変わりスコアを崩した。1打差で2位タイとなった小祝さくら(ニトリ)、堀琴音(ダイセル)、ルーキーの政田夢乃(なないろ生命)の猛追から逃げ切った。
単独首位からスタートしたが、なかなかスコアが伸ばせない。4番でバーディーパットを外し、6番はグリーン手前からのアプローチをショットしてボギー。後半に入ってとうとう政田や堀に追いつかれた。17番ではスコアを6つ伸ばした政田が一時首位に立ったが、最終18番でセカンドショットを池ポチャしてダブルボギーとなり、河本が無難にパーを決めて優勝を手にした。
試合後の優勝インタビューで「最終日のゴルフはバーディーがなくてへたっぴだった。また練習して、もっともっと盛り上がる優勝争いができるように頑張りたい」と最終日を振り返った。公式SNSでは「NEC軽井沢72ゴルフトーナメントにて5年ぶりに2勝目をあげることができました。この5年間は、振り返ったら何が正解だったかわからないけど、ここまで来る間にどん底を味わって、いろんな感情や気持ちに出会いました。そのおかげで、今の私があると思います。まだまだ試合が続きますので、残り試合も良いパフォーマンスができるようまた準備していきます」と、優勝から遠ざかっていた5年間について思いをつづった。
両親の影響により5歳でゴルフを始めた。小学生時代から大会に出始めると、2012年には「四国中学校ゴルフ選手権春季大会」で優勝。その後も2013年に「四国女子アマチュアゴルフ選手権」や「四国ジュニアゴルフ選手権」で優勝して、愛媛・松山聖陵高、そして日本体育大大学へ進学。大学在学中の2018年、プロテストに合格。国内ツアーに本格参戦した2019年に「アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI」でツアー初優勝を飾ると、5~6月には4戦連続でトップ3入りを果たす。主戦場を米ツアーに移した年もあったが、現在は国内ツアーでのプレーに集中している。
今回、エポック社のオンデマンドカード「EPOCH-ONE」では河本のトレカを発売する。「エポワン」は2021年からスタートしたため、河本にとっては初の優勝「エポワン」になる。河本は「JLPGA OFFICIAL TRADING CARDS TOP PLAYERS」に2020年から毎年収録されている実力を兼ね備えた人気選手のひとり。この5年ぶりの優勝を記念したカードもファンでなくともGETしたい1枚になることは間違いない。
今季トップ10入りした回数も13に伸ばした。トレードマークでもあるカラフルなリボンとポニーテールが喜びに揺れる瞬間を、これから何回、目にすることができるか、何枚のカードになって手にすることができるのか、楽しみでもある。
Kumin(ライター)
あらゆるスポーツとディズニーを愛するトレカ女子。トレカジャーナルでは女子ゴルフをメーンに担当しているが、好奇心旺盛でほかのスポーツにも興味津々。エポワン「ディズニー」のコンプリートを目指している。