パリ五輪の柔道女子57キロ級で金メダルを獲得したカナダ代表・出口クリスタが8月20日、一時休養を表明した。
28歳の出口は父親がカナダ出身、母親が日本人のハーフ。長野県出身で、松商学園から山梨学院大を経て、日本生命に入社した。大学時代にカナダ代表として五輪を目指すことを選び、パリ五輪ではホ・ミミ(韓国)を決勝で延長戦の末、下して頂点に。五輪での柔道カナダ代表のメダルは男女を通じて初めての快挙だった。
出口は、同じくカナダ代表としてパリ五輪の柔道女子52キロ級に出場した妹、出口ケリーらと都内で行われた、所属する日本生命の五輪報告会に出席。「いったん競技者としての柔道から離れて、シンプルに柔道をやる人。試合に勝つための練習じゃなく、自分が強くなるため、今回ダメだったところを直せるような練習をとりあえずして、その先に次があると思う。2カ月ぐらい休みがほしい。柔道が嫌いではないですが、もっと好きになって戻ってこられたらと思います」と話した。
エポック社のオンデマンドカード「EPOCH-ONE」の「TEAM JAPAN オフィシャルトレーディングカード パリ2024オリンピックメダリストシリーズ」には登場することはないが、出口はトレーディングカード界ではかねてから、その実力とともに知られた存在だった。
女性アスリートを集めたBBM「2014 リアルヴィーナス」に初登場。タイトルを「2020 シャイニングヴィーナス」に変えたこのシリーズに再登場し、カナダ国旗を胸にあしらった柔道着姿で凛々しいポーズを決めたショットにはサインカードもあった。
出口が畳の上に再び、立った時、その雄姿をカードにした1枚も戻ってくることをファンも、コレクターも待っている。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。