「CAT Ladies 2024」の最終日が8月18日、神奈川県足柄下郡・大箱根カントリークラブで行われ、川﨑春花(村田製作所)が大会記録タイの通算13アンダーで優勝を決めた。初日から首位を譲らずに自身初の完全優勝で今季3勝目。2003年度生まれの「ダイヤモンド世代」では初のツアー通算5勝目だ。
最終日は2位に3打差をつけて首位でスタートした。幸先よく1番でバーディーを決めたが、2番で3パットボギー。それでも、今年の川﨑はプレーを自分との戦いと位置づけ、落ち着いてプレーを立て直すことができるようになった。
6番で3メートルを沈めてバーディー、さらに9番で93ヤードあった3打目を1メートルにつけてバーディー。このまま調子を落とすことなく18番の第3打目をピンそば50センチに寄せて、危なげなくバーディーでフィニッシュ。最終日を4バーディー、2ボギーの70で回った。ウイニングパットを決めると右手を空に向かって突き上げてガッツポーズ。いつも控えめな印象の川﨑から満面の笑顔があふれた。
優勝後には、「今日は、自分の課題である目の前の1打に集中することを最後までやり遂げることを目標にスタートしました。今日一番のショットは13番の5メートルのパーパット。ちょっとフックで打ち過ぎたら大きくオーバーしてしまうようなラインだったんですけど、しっかり打って入りました」とプレーを振り返った。
初日の後、8月22日から開催される「2024 AIG女子オープン(全英女子)」の出場権が舞い込み、迷うことなく出場を決めた。「セントアンドリュースに行けることが嬉しいです。コースが難しく風が強くて寒い、と聞いて、環境が違う中でのプレーになると思いますが一生懸命にプレーしたいです」と話し、大会終了後は足早にイギリスへと旅立った。
今回、エポック社のオンデマンドカード「EPOCH-ONE」から川﨑の優勝トレカを発売。イエローのウェアに身を包んだ川﨑の笑顔が光るカード。早くも今季3枚目となった川﨑のトレカは、コレクションにぜひ加えてほしい1枚だ。
7月の2連勝後に「北海道meijiカップ」と「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」を予選落ちしている川﨑だが、ここで気落ちすることもなく今大会でしっかりと浮上してきた。強いメンタルと抜群の集中力でゴルフの聖地、セントアンドルーズ・オールドコースではどんなプレーを見せてくれるか楽しみだ。
Kumin(ライター)
あらゆるスポーツとディズニーを愛するトレカ女子。トレカジャーナルでは女子ゴルフをメーンに担当しているが、好奇心旺盛でほかのスポーツにも興味津々。エポワン「ディズニー」のコンプリートを目指している。