どうしても気になって見てしまうのが大相撲。最近では”相撲女子”と呼ばれる女性ファンも多く、新たな層からの人気を獲得している伝統的スポーツであり、日本の国技だ。僕もかつては両国国技館で開催される年間3場所を観戦しに行く程の熱の入れようだった。
BBMから発売された2024 大相撲カード「響」。内容的には、幕内全力士が収録されているほか、行司・呼出しのカードも10種類収録されている。プロ野球カードではお馴染みとなっているレアインサートのTREASUREが相撲カードに初めて収録された事でも話題となったアイテムだ。
その中で一番の注目は、1月場所で大関昇進を決めた琴ノ若関のカード。5月場所から四股名を、あの偉大な祖父であった横綱「琴櫻」の四股名を襲名した。僕も好きだった「琴櫻」の名が大相撲に復活したのは嬉しい。「琴ノ若」としては最後のカードで、コレクションには欠かせない。
7月場所で通算10度目の優勝を飾った横綱・照ノ富士。ケガが心配だったが、優勝決定戦での取り組みは見事だった。個人的に注目をしているのが、すばしっこい翔猿。大銀杏もまだ結えていない大の里。相変わらず、どんな技を繰り出すのか楽しみな宇良。愛嬌いっぱいの熱海富士。
「響」は、化粧まわし姿がレギュラーカードのデザインに採用されているが、迫力のある取り組み写真より実は好き。絵番付さながらにコレクションホルダーに揃えられる。行司・呼出しカードもお気に入りのラインアップだ。
大相撲カードは力士の素顔を含め、様々なアングルでカード化されており集めていて楽しい。でも、やっぱり定番の化粧まわし姿が一番。そして、2021年発売の『匠』に収録されていた<妙手>のような決まり手カードの再録を願っている。
Chief(ライター)
国内サッカーを中心にトレカの世界を長年に渡って見守って来た元スポーツ雑誌編集者。横浜F・マリノスサポーター。ラグビー、相撲にも造詣が深い。