「ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント」の最終日が9月1日、岐阜県瑞浪市・ゴルフ5カントリーみずなみコースで開催された。竹田麗央(ヤマエグループHD)がコースの悪コンディションをものともせずに、通算10アンダー、134で逆転優勝をつかみ取った。今年4月「KKT杯バンテリンレディス」での初勝利から快進撃を続ける竹田は今季5勝目となり、メルセデス・ランキング1位もキープしている。
台風10号による豪雨の影響で、54ホールから36ホールに短縮して開催された本大会。2日目の8月31日は雷雲接近のため競技を中断して、その後も天候が回復しなかったのでコースコンディション不良でサスペンデッドが決定。最終ラウンドは9月1日に順延された。
最終ラウンドを首位と1打差の4位でスタートした。1番をバーディーで好発進すると、3番~6番まで4連続バーディーを奪取。ここからは山内日菜子(ライク)らとの一進一退の接戦が続いた。最終18番では山内と首位に並ぶが、パワーヒッターらしく、ドライバーショットを豪快に飛ばし、1.5メートルのバーディーパットを難なく決め7バーディー、1ボギーの66で勝利を飾った。
公式SNSでは「ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメントで5勝目をあげることが出来ました。今週はドライバーとパターが良くて、そのお陰で優勝出来たと思います。また、雨の影響があったにも関わらず素晴らしいコースコンディションを整えて頂いたゴルフ5カントリーみずなみコースの皆様、ありがとうございました。来週からも優勝目指して頑張ります!たくさんの応援ありがとうございました」とコメントした。
前週のAIG全英女子オープンでは最終ラウンドまで残れなかったが、ゴルフの聖地、セントアンドリュース・オールドコースの強風の中での戦いを経験したことが、今大会での結果に繋がった。目標のひとつであった叔母の平瀬真由美が賞金女王となった1994年の4勝の記録も抜き去った。
エポック社のオンデマンドカード「EPOCH-ONE」の常連になりつつある竹田のトレカが今回も発売された。レモンイエローのウェアに身を包んだ爽やかな笑顔には、もはや風格さえ感じられる。11月の発売が発表された「EPOCH 2024 JLPGA OFFICIAL TRADING CARDS TOP PLAYERS」でも堂々の収録を決めている。
これで賞金女王も視野に入ってきた竹田だが、2位には2023年女王の山下美夢有(加賀電子)、3位には小祝さくら(ニトリ)と強豪プレイヤーが続いている。JLPGAツアーも残り12試合となり、「ソニー日本女子プロゴルフ選手権」、「日本女子オープン」、「JLPGAツアー選手権リコー杯」とメジャー大会でのパワフルなゴルフが楽しみだ。
Kumin(ライター)
あらゆるスポーツとディズニーを愛するトレカ女子。トレカジャーナルでは女子ゴルフをメーンに担当しているが、好奇心旺盛でほかのスポーツにも興味津々。エポワン「ディズニー」のコンプリートを目指している。