「ソニー 日本女子プロゴルフ選手権大会」の最終日が、9月8日に沖縄県名護市・かねひで喜瀬カントリークラブで開催された。先週5勝目を挙げたばかりの竹田麗央(ヤマエグループHD)が、通算19アンダー、269で勢いに乗って今季6勝目。竹田にとって、記念すべき国内メジャー大会初優勝となった。
今大会での日本人の完全優勝は3日間大会だった時代も含めると樋口久子(富士通)、岡本綾子(ダイワボウホールディングス)に続き45年ぶり3人目となった。さらに、アンダー19は72ホールの大会最少ストロークタイ、ダイヤモンド世代3年連続V、4月の初優勝から同シーズンに6勝達成はツアー史上2人目の快挙、と記録ずくめの結果となった。
初日から首位を守っていた竹田は、最終日を2位に3打差をつけて単独首位スタート。前半はバーディーが先行して余裕すら見えたが、後半2位につけた山下美夢有(加賀電子)が追い上げ。失速気味の竹田に対して、山下は後半だけで3バーディーを奪い、竹田に1打差まで迫った。それでも、竹田は18番をパーでフィニッシュすると、5バーディー、2ボギーの69で、一度も後続に追いつかれることなく完全優勝を果たした。
公式SNSでは「ソニー日本女子プロゴルフ選手権大会で6勝目をあげることができました!メジャー大会で優勝することが出来、とても嬉しいです。また来週からも優勝目指して頑張ります。応援してくださった皆様、ありがとうございました」と喜びを綴った。優勝後のインタビューでは「まだ優勝の実感はないです。メジャー大会なので勝ちたい気持ちが強かったけれど、それを上手く抑えてプレーできたことが良かったかなと思います。来週のドラコン大会は、去年優勝できたので連覇を目指して頑張ります」と語った。
エポック社のオンデマンドカード「EPOCH-ONE」から、今週も竹田のトレカが今回も発売された。「EPOCH-ONE」でもすっかり常連となったが、今回も竹田らしいはじけるような笑顔で初の日本メジャー制覇を喜ぶカードになっている。
今年初優勝したとは思えない勢いで勝利を量産していく竹田は、この優勝によりJLPGAツアーの3年シードを獲得。また、今季の竹田はドライバーの飛距離、アイアンショットのパーオン率などもトップクラスだ。海外メジャー大会への挑戦もしやすい環境を手に入れて、来季から主戦場をどこにするのか注目が集まる。
Kumin(ライター)
あらゆるスポーツとディズニーを愛するトレカ女子。トレカジャーナルでは女子ゴルフをメーンに担当しているが、好奇心旺盛でほかのスポーツにも興味津々。エポワン「ディズニー」のコンプリートを目指している。