バスケットボール男子のBリーグの2024-25年シーズンが10月3日、開幕した。開幕戦では群馬クレインサンダーズが昨季チャンピオンの広島ドラゴンフライズを82-53で破った。
昨季、過去最多の450万人以上の観客を動員したBリーグは9年目となるシーズンを迎えた。会場となった群馬の本拠地・オープンハウスアリーナ太田には満員4992人の観衆が詰めかけた。パリ五輪までの盛り上がりも含め、Bリーグの今後の人気はますますの高まりを予感させた。
群馬は広島をBリーグ優勝に導いたカイル・ミリングヘッドコーチが新指揮官に就任。2021-22シーズンMVPの藤井祐眞、ドイツ代表のヨハネス・ティーマン、シューターの細川一輝、日本人ビッグマンのマシュー・アキノという即戦力4名を迎え入れた。コー・フリッピン、マイケル・パーカー、トレイ・ジョーンズ、八村阿蓮、辻直人、野本建吾、菅原暉、ケーレブ・ターズースキーの残留組8名を含め、12名で開幕を迎えた。
試合は第1クオーター(Q)、昨季のチャンピオンシップでMVPに輝いた広島の山崎稜が得意のスリーポイントシュートで最初の得点を決めた。
だが、群馬は川﨑ブレイブサンダース時代に続き、背番号0を背負い、新しいスタートを切った元MVPの藤井のスリーポイントやディフェンスからの速攻でリードを奪い、前半を10点リードで終えた。
後半も新加入の細川がスリーポイントを決めるなど、終始ペースを渡さず。ホームの大声援にも後押しされた群馬は広島に快勝した。
藤井が7アシストを記録し、細川は3本の3点シュートを含む13得点。ティーマンも9得点7リバウンドをマークした。攻撃だけでなく、「守備に重点を置いて準備してきた。どんどん高みを目指したい」とミリング監督が話す通り、古巣を53点に抑え込んだ。
Bリーグの盛り上がりで、Bリーグカードも今季も盛り上がりそうだ。BBMの「BBM X B.LEAGUE TRADING CARDS」はこれまで毎年1月と2月に発売されてきた。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。