MLBのワールドシリーズの第5戦が10月30日、ヤンキースタジアムで行われ、ロサンゼルス・ドジャースが7-6でニューヨーク・ヤンキースに勝利。対戦成績を4勝1敗として2020年以来4年ぶり8度目の世界一となった。
アーロン・ジャッジ外野手の先制2ラン、ジャンカルロ・スタントン外野手のポストシーズン球団新記録となる右中間7号ソロなどで5点をリードされたドジャースだったが、5回にそのジャッジの落球など相手の守備の乱れをつき、フレディ・フリーマン内野手の中前への2点適時打、テオスカー・ヘルナンデス外野手の中越え適時二塁打で一気に追いついた。
再び1点を勝ち越されたが、8回に連打と四球で無死満塁として、ギャビン・ラックス内野手の中犠飛で同点、ムーキー・ベッツ外野手の中犠飛で逆転した。
9回には、先発のウォーカー・ビューラーを投入するデーブ・ロバーツ監督の驚きの采配で三者凡退に抑え、決着をつけた。
第3戦で左肩を亜脱臼しながら、強行出場を続けていた大谷翔平はこの日も「1番・指名打者」で先発出場。4打数無安打に終わったが、移籍1年目で初めての栄冠をつかんだ。
それでも、大谷がいたから、ドジャースはここまで、来れた。「新しいチームに来て、最高の終わり方ができて最高の1年だったなと思います。(チームメートは)良い選手でもあり、いい人達でもあり、まとまった素晴らしいチームだなと思います。(日本ファンへ)シーズン中から遠いところ球場に応援に来てもらったり、声援が力になった。良い終わり方ができて最高のシーズンになったなと思います」と試合後のグラウンドで話した。
頂上決戦で圧倒的な強さを見せたドジャースだが、世界一を記念したトレーディングカードのセットも圧倒的な速さで発売された。TOPPS社のオンデマンドカード「TOPPS NOW」は試合終了から1時間で受注をスタート。速さだけでなく、その内容も濃いもので、15選手のセットに1枚の色違いパラレルが封入されるほか、7選手(予定)の直筆サインカードが当たる、というものだ。大谷のサインは5枚と1 of 1の6種で、山本由伸投手ら6選手は24枚、10枚、5枚、1 of 1の色違いパラレルがある。
パラレル:
ホワイト
ブラック(99枚)
ブルー(49枚)
パープル(25枚)
レッド(10枚)
オレンジ(5枚)
ゴールド(1枚)
サイン:
大谷翔平(5枚、1枚)
山本由伸
マックス・マンシー
ウォーカー・ビューラー
テオスカー・ヘンルナンデス
トミー・エドマン
ウィル・スミス
MLBの2024年シーズンの最後を飾ったワールドシリーズの限定カードセットで、最後の運試しもよさそうだ。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。