大谷翔平投手(ロサンゼルス・ドジャース)のルーキーカードが米国大手オークションハウス「Goldin Auctions」で533,140ドル(約8,000万円)で落札され、大谷のトレーディングカードとしての市場最高額を更新した。
このカードはTOPPS「2018 Bowman Chrome」の直筆サインカードの、パラレル版の25枚限定オレンジ・リフラクター。ベケットのグレーディング鑑定(BGS)で、センタリング: 10点、コーナー: 10点、エッジ: 10点、サーフェス: 10点の「PRISTINE/Black Label」となる総合点10点満点、サインも10点満点がついている。
これまでの大谷のカードの最高額は今年9月に、米国大手オークションハウス「Sotheby`s」がニューヨークで、FANATICS社との共同開催した「Fanatics Collect-Sotheby`s Auction」のイベント「Holy Grails Live Auction」にて、336,000ドル(約4,900万円)で落札されたTOPPS社の「2018 Chrome」の特別バージョン「Chrome Sapphire」に封入されていた「Superfractor」のサインカードだった。このカードは世界に1枚しか存在しない1 of 1で、BCGの鑑定は9.5点、カードに直に書かれたサインの状態は10点満点の評価を受けていた。
「この素晴らしいルーキーカードが今夜ゴールディンで記録を樹立できたことを嬉しく思います。25枚限定のオレンジ リフラクターが533,140ドルという金額は驚異的な数字です。これは大谷翔平選手の人気と世界的な評価の証であり、またゴールディン オークションのユーザー ベースの世界的な広がりの証でもあります」とゴールディンの創設者ケン・ゴールディンは話した。
今回と同じカードのオレンジ リフラクターのこれまでの最高額は、10月に個人売買でBGS 9.5/オート 10の1台に支払われた2000,00ドル(約3,000万円)で、こちらの最高額も大きく更新した。
最高額の更新が続いている理由として、MLB史上初の50本塁打・50盗塁(50/50)の達成、ワールドシリーズでニューヨーク・ヤンキースを下して、ドジャースが世界一に輝いたことなどが挙げられている。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。