JLPGAツアー2024シーズン最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」の最終日が11月24日、宮崎県宮崎市・宮崎カントリークラブで開催された。初日から首位を守り切った桑木志帆(大和ハウス工業)が、通算12アンダー、「276」で国内メジャー初優勝、今季3勝目のほか、年間イーグル数第1位も獲得した。
2位に3打差をつけて単独首位発進した最終日。序盤はボギーを叩くこともあったが、徐々に調子を上げて、6番から8番では少し長めのパットも難なく決めて3連続バーディーを奪取する。後続に2打差をつけて後半へ折り返すと、そのまま好調をキープして18番へ。ティーショットでバンカーに入れる場面も見られたが、セーフティーなプレーで逃げ切り、3バーディー、3ボギーの「72」で優勝を決めた。
優勝インタビューでは「初めて完全優勝できたので嬉しかったです。今季は1勝を目標にしていましたが、3勝できたことで自信になりました。来年は自分が(JLPGAを)引っ張っていきたいが、1年で調子がガラッと変わってしまうこともあるので、前年の自分とは比較しないようにしたいです」と語った。
また、公式SNSでは「今週もたくさんの応援ありがとうございました。優勝することが出来ました。今シーズンの締めくくりを最高の形で終わることができ、すごく嬉しく思います。まだまだ課題も多くあるのでオフにレベルアップしてまた開幕戦で皆様に成長した姿をお見せできる様に頑張ります。周りの方々のサポートで1年間戦うことができました。たくさん迷惑もかけた分少しは恩返しができたかなと思います。これからも感謝の気持ちを忘れずに1歩1歩進んでいきたいと思います。本当に本当にありがとうございました。また来年お会いしましょう」と、今大会の優勝への喜びと1年間の応援に感謝を綴っている。
桑木のトレーディングカードはエポック社のオンデマンドカード「EPOCH-ONE」から「PLAY OF THE MONTH -THE BEST PLAY OF OCTOBER」選出を記念した1枚が発売されたばかり。桑木は10月の「NOBUTA GROUP マスターズ GCレディース」初日2番ホールでのスーパーショットで同賞に輝いた。
「来年はロレックスランキングを上げて海外メジャーに出られるように頑張りたい」と話した桑木だが、今回の優勝でメルセデスランキングは過去最高の6位、ロレックスランキングは62位に浮上。今季ツアー初優勝を飾ってからの大躍進を遂げ、来季のツアーの主役になることも予想される。今から桑木のカードを集め始めるのはいかがだろう。
Kumin(ライター)
あらゆるスポーツとディズニーを愛するトレカ女子。トレカジャーナルでは女子ゴルフをメーンに担当しているが、好奇心旺盛でほかのスポーツにも興味津々。エポワン「ディズニー」のコンプリートを目指している。