サッカーJ1は12月8日、最終節が行われ、首位のヴィッセル神戸が湘南ベルマーレに3-0で勝って、2年連続2回目の優勝を果たし、クラブ創設、30年目の節目のシーズンに天皇杯に続くタイトル2冠を達成した。
J1の優勝争いは首位のヴィッセル神戸、2位のサンフレッチェ広島、3位のFC町田ゼルビアまでが勝ち点差「3
」にひしめき、3チームすべてが優勝の可能性を残して、最終節を迎えた。
ここまでの勝ち点で上回るヴィッセルは、勝てばほかの結果に関係なく、2連覇が決まるという条件で、15位の湘南ベルマーレをホームに迎え、スタジアムには27,000人余りが詰めかけた。
ヴィッセルは前半26分、武藤嘉紀のヘディングシュートがゴールキーパーにはじかれますが、これを宮代大聖が押し込み、先制した。
さらに43分には、味方のゴールキーパーからのロングボールを大迫勇也が頭で前線に落とし、このボールを受けた佐々木大樹の折り返しを武藤が合わせて、2-0とリードを広げた。
後半25分にも扇原貴宏が鮮やかなミドルシュートでベルマーレを突き放した。
「苦しい思いもたくさんしたが、きょうまで何ひとつ妥協することなく、すべてをサッカーに捧げた結果だと思う。ひとりひとりの責任の強さが神戸の強さの秘訣。必ず勝つ気持ちで90分にすべてをかける気持ちで最初から全力で臨んだ。全員が試合に集中していたしこの1戦にかける思いがピッチに充満していたので、素晴らしい結果になったと思う」と武藤は話しました。
先制ゴールの宮代は「大迫選手や武藤選手にはまだまだかなわないが、もっともっと成長してチームを勝たせる選手になっていきたい」と話した。
今季、11得点をあげ、攻撃陣を引っ張った大迫勇也は「優勝が決まった瞬間はほっとした。チームに勢いを与えられるようなプレーができたと思う。相手は関係なく自分たちが何をすべきかを選手全員が考えてプレーできたのが大きかった」と話した。
「選手が立ち上がりから90分間、前へ前へプレーしてくれた。これがヴィッセルのサッカーなので、これをやれば勝てるということを表現してくれた。選手たちに感謝したい。天皇杯を含めて今シーズンはより多くの勝利を手にした。みんなのハードワークに感謝したい」と吉田孝行監督は話した。
エポック社のオンデマンドカード「EPOCH-ONE」では、運命の一戦を制して、連覇を達成したヒーローたちのカードを発売した。劇的する勝利の劇的すぎるカードがそろった。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。