TOPPS社から「2024 TOPPS J. LEAGUE DELUXE」が来年1月、ついに発売される。
4枚のカード入りの1ボックスが37,400円(税込)という超高級版だが、この4枚がすごい。
3枚のオートグラフカード+1枚の限定シリアル入りパラレルカードなのだ。
リストアップされた選手はJ1の全20クラブより若手からベテランを幅広い。さらに、イニエスタ、ジーコ、中村俊輔などJリーグ往年のレジェンド選手を収録。レジェンドは直筆サインカードもある、という。
しかも、一般的なサインカードだけではない。Jリーグのカードでは初登場となる「BOOK CARD」は、いわゆる見開きのブックレットタイプで、12人のJリーグレジェンド選手の直筆サインが入る。
さらに、「RELICカード」はサインにくわえ、本物の宝石=ルビーを装飾した、まさに「お宝」カードになっている。
カード自体も、そのボックスの外装も、海外の高級版サッカーカードを彷彿させるデザインとなっており、同社では「Jリーグ・カードコレクターが夢にまで見た、海外仕様の高級ボックス」と告知している。
Topps Company, Inc.の日本法人Topps株式会社が公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)とライセンス契約を締結したのは、2023年5月だった。それ以来、世界3000ボックス限定の「Topps J.LEAGUE 30th ANNIVERSARY」を皮切りに、「TOPPS Jリーグフラッグシップ」は2シーズン連続で日本市場を中心に投入し、話題を集めてきた。
日本のプロサッカー(Jリーグ)カードは、「Jカード」が安定した人気を誇ってきた。制作・販売がエポック社になってからは、日本のトレカ史に残るインサートカード「GEM」を成長させたことでも知られる。エポック社の「日本代表カード」も日本のサッカー人気をけん引してきた、と言っても過言ではないだろう。カルビーのサッカーカーカードも日本リーグ時代から、日本のサッカーを支えてきた。もちろん、「日本代表チップス」も安定した人気を誇っており、ファンやコレクターは発売を待っている状態だ。
TOPPS社のJリーグカード参入以来、日本のサッカーカードは活性化している。競技は違うが、米国でMLBカードが1社独占(選手会承認の1社はあるが)になってから、個人的には面白くなくなっていると思う現状とは対照的である。
その中で、新登場する「「2024 TOPPS J. LEAGUE DELUXE」は「DELUXE=デラックス」以上の形容詞がふさわしい。発売予定日の来年1月11日が待ちきれない。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。