TOPPS社は2月に発売する野球カード「2025 TOPPS Series1」のボックスにアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)を起用することを発表した。
ジャッジはこれまで、同社の製品では「2024 Big League」、「2023 Series 2」、「2022 Heritage」などで「カバープレーヤー」を務めてきた。
「Series 1」については毎年、起用される選手がそのシーズンの顔として認められた栄誉とされる。大谷翔平投手(ドジャース)、ロナルド・アクーニャ・ジュニア外野手(ブレーブス)、フリオ・ロドリゲス外野手(マリナーズ)、マイク・トラウト外野手(エンゼルス)らが指名されてきた。
TOPPS社では、その指名シーンの映像も公開した。写真撮影に呼ばれた、と思っていたジャッジを待っていたのは、パノラマのスクリーンに囲まれた暗いセット。暗闇の中で、待たされていると、スパイク・リーが画面に登場。「眠らない街、スターの街、伝説のフランチャイズで、ジャッジはひとりしかいない」と語りかけた。「アーロン、君は本当にその人生よりも大きい存在なんだ」
2024年のアメリカン・リーグのMVPに輝いたシーズンのハイライトの映像も続き「野球カードコレクターなら誰でも鳥肌が立つだろう」と表現する米国メディアもあるほどの出来栄えになった。
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映像で「2025年のToppsシリーズ1のカバーアスリートに選ばれたことを光栄に思います」とジャッジが話した。発表に対する常に謙虚なジャッジの反応と笑顔を見事にとらえている。
その後、ジャッジは昨年のカバープレーヤーであるアクーニャからスペイン語のメッセージも受け取った。
「Series 1」のボックスのアートワークには、ホームランで生還後、スタンドからの声援にこたえていると思われる試合中の写真が使われている。
ジャッジは昨季、打率.322、58本塁打、144打点を記録。チームのワールドシリーズ進出に貢献し、2度目のアメリカンリーグMVPを受賞した。
「Series 1」は 2月12日に米国で発売される。日本での発売はまだ、発表されていない。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。