WWE「ロイヤルランブル」が2月1日、インディアナポリスのルーカス・オイルスタジアムで開催され、ジェイ・ウーソが初優勝。「レッスルマニア41」(4月19、20日・ラスベガス)でのタイトルマッチ挑戦権を得た。
ジェイ・ウーソは双子の兄ジミーとの「ウーソーズ」を組み、「Yeet!(ヨロ!)」を決め言葉に、試合に登場する際の会場を巻き込んでのハンドウェーブのパフォーマンスが人気。「メインイベント」のニックネーム通り、WWEを代表するスーパースターのひとりとなった。
「ロイヤルランブル」はWWEの人気プレミアムイベント(有料配信)のひとつで、男子、女子それぞれ、開催され、30選手がRAW、SMACK DOWN、NXTのブランドを越え出場するだけでなく、レジェンド選手や、他団体の選手も観客のカウントダウンとともにサプライズ登場。勝ち抜き戦で、トップロープ越しに落とし、リング外に両足をつかせ失格にさせていく。
レイ・ミステリオとペンタのルチャ・リブレレジェンド対決でスタートした大会で、ジェイは観衆のの大歓声を受けて20番目に登場。必殺のキンシャサを狙って突っ込んできた中邑真輔を場外へ。暗黒面をブラッシュアップしてUS王者を奪取した中邑だが、2018年以来7年ぶり2度目を逃した。
ジェイは、先日の「ウォーゲーム」で「ブラッドライン」を復活させた盟友サミ・ゼインも場外に落とすなど確実にライバルを減らし、ユーチューバーとしても注目されるローガン・ポール、今年限りでの引退を表明しているジョン・シナと残り3人に。ローガンを排除したシナとの一騎打ちになったが、。
フライングショルダータックルからファイブナックルシャッフルと決め技を次々と繰り出すシナに対して、ジェイも必殺のスーパーキックを連発。最後はエプロンでの攻防となり、シナにアティチュード・アジャストメントの体勢で担ぎ上げられたが、巧みにかわしてシナの背後に着地。そのままレジェンドを突き落とした。
リング上でシナから祝福を受けたジェイは感激。ロープに上り、会場に掲げられた「レッスルマニア41」の大看板を指さした。ジェイはこの日、ケビン・オーエンズを下して統一WWE王座を防衛したコーディ・ローデスか、世界ヘビー級王者グンターに挑戦する。
今大会では、8番目に入場しようとした戸澤陽が、敗退したカーメロ・ヘイズに花道で襲撃され、参戦不可能に。代わりに、控室にいたユーチューバーのアイ・ショー・スピードがCEOのトリプルHに指名され出場。「狂犬」ブロン・ブローカーにスピアを受けるハプニングも起きた。
TOPPS社のオンデマンドカード「TOPPS NOW」ではジェイ、シナはもちろん、アイ・ショー・スピードのトレカも発売。ジェイのカードは1 of 1のサインカードが当たるほか、スピードのカードでは貴重なサインカード、さらにはスピアを受けた瞬間や病院で治療を受ける様子のパラレルカードも用意された。「CHROME WWE」の大ヒットもあり、TOPPS社のWWEトレカが今、熱い。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。