ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズが史上初の通算50,000得点を達成した。レイカーズは3月4日、本拠地のクリプト・ドットコム・アリーナでニューオリンズ・ペリカンズと対戦。第1クォーター(Q)で3Pシュートを沈めて50,000得点に到達した。
NBAキャリア22シーズン目に突入した40歳のレブロン。2日のロサンゼルス・クリッパーズ戦を終えて、レギュラーシーズン1,547試合で41,837得点、プレーオフ287試合で8,162得点をマーク。NBA史上初の通算50,000得点に王手をかけていた。
第1Qの残り8分34秒。「キング」は左ウイング付近から3Pシュートを放った。スローモーションのようにボールはゴールに落ちた。出場1835試合目。この日の初得点で前人未踏の領域に達した。
この試合ではチーム最多34得点8リバウンド6アシストでチームをけん引し今季初の7連勝に導いた。
チームメートたちもレブロンの偉業に花を添えた。ルカ・ドンチッチは30得点15アシストのダブルダブル。そしてジャクソン・ヘイズもキャリア最多19得点10リバウンドのダブルダブルを達成。ケガ人が居ながらも今季最多136得点をあげた。
に新たな金字塔を打ち立てた。
レブロンはマイアミ・ヒート時代の2012年、2013年、クリーブランド・キャバリアーズ2度目の在籍となった2016年、レイカーズでの2020年と、4度のNBA優勝。2023-24シーズンに新設された「NBAカップ」初代MVP、4度のシーズンMVP選出、21度のオールスター選出など数々のタイトルに輝き、2024年3月にはレギュラーシーズン通算40,000得点を達成した。
今季は開幕戦で息子ブロニー・ジェームズとのNBA史上初の親子共演を実現。2日時点で1試合平均24.8得点8.0リバウンド8.6アシストを記録するなど、衰えを知らない。
トレーディングカードの人気も健在だ。NBAはPANINI社とトレカの制作・販売の独占契約を結んでいる。だが、レブロンはTOPPS社と直筆サインに関する契約を結び、カードを市場に送り出している。TOPPS社のプロバスケットボールカードには、チーム名、ロゴマークなどがないのものの、コレクターから熱い注目を集めている。
TOPPS社ではオンデマンドカード「TOPPS NOW」で、レブロンの偉業を伝えるカードを制作。期間限定で受け付けた発注数だけを制作するこのカードは、申込者に抽選で、直筆サイン入りのパッチカードが当たる「お楽しみ」もある。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。